「アポなし突然訪問」「合鍵を要求」に妻は限界!? 近くに住む義実家の“過干渉”にどう対処…夫婦カウンセラーが解説

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近所の義父母が家に来てほしくないときの対処法

義実家が近所にあるとき、最もトラブルになりやすいのは、やはり義父母が頻繁に家にやってくるケースです。アポなしでいきなりやって来たり、合鍵を使って勝手に中に入ったりされると、妻は落ち着きません。近所に住む義父母が家に来てほしくないときに、効果が期待できる対処法を紹介します。

▽今から用事があると言う

まず、効果が期待できるのは居留守を使ったり、「今から外出する」などと言ったりして、家の中に入れないことです。居留守も効果的ですが、家にいたことが知られてしまうと面倒なので、「今から子どもと出かけます」「友人と約束があって…」などと言い、「申し訳ないので、これからは連絡をしてから、来てもらえますか」とやんわり釘を刺しておけばいいでしょう。

居留守や「これから用事が…」を何度か使えば、義父母もアポなしでやってくることは減るはずです。また、義父母が合鍵を持っている場合は「不用心だから、より安全なカギに取り替えます」と言って鍵を変えてしまいましょう。

▽夫と子どもを行かせる

義父母がこちらにやってくる前に、夫や子どもを義実家に行かせるのも良い方法です。義父母も息子や孫の顔を見れれば、満足なはず。孫が頻繁に顔を見せてくれれば、家にやってくる回数も減ることでしょう。

「いい物を持って来たわよ」と言ってやって来たり、「おすそ分けがあるから、取りに来て」などと呼びつけたりする義父母もいますが、これもお使いの練習として、子どもと夫に取りに行かせるといいでしょう。きちんとお使いができる孫に、義父母も大喜びしてくれるはずです。

▽夫から注意してもらう

夫が妻をかばってくれる人であれば、夫から義父母に「いきなり家に来ないでほしい」と注意してもらうといいでしょう。義父母の性格にもよりますが、息子に注意されれば、ある程度の効果が期待できます。

このとき、注意したいのは「妻が困っている」などと言わないようにしてもらうことです。義父母が「息子が、妻に言わされている」と感じると話がこじれてしまう可能性があります。あくまでも、夫自身が「勝手に来てほしくないと思っている」「妻は何も言わないが、かわいそうだ」という形にしてもらうと、義父母の不満が妻に向くのを避けられるかもしれません。

義実家が近いためストレスに悩んだら専門家に相談を

夫の実家の近くに住むと、メリットもありますが、義父母との付き合い方をめぐってトラブルになりがちです。夫とよく話し合い、2人で円満な解決策を考えることが大切です。夫があまり協力的でないときや、実家に頭が上がらないときは、夫婦問題に詳しいカウンセラーに相談してもいいでしょう。何かよいアドバイスが受けられるはずです。

義実家が近いと妻がストレスを抱えてしまうだけでなく、夫婦関係にまで影響を受けてしまうことも少なくありません。

夫の理解が足りなかったり、対応が不十分なときは、夫婦喧嘩に発展してしまうこともあります。

夫は妻の味方になって対応することも大切ですが、身内を悪く言われるとプライドが傷つき、味方になれないこともあるため、妻も夫を味方につけるアプローチが必要となります。効果的なアプローチ方法を知りたいときは、専門家に相談してみましょう。

◆森澤雅代(もりさわ・まさよ)夫婦カウンセラー/課題解決型マッチングメディア「リコ活」専門家
修復・離婚・妊活・不妊・浮気・不倫など、夫婦全般のお悩みはもちろん、再婚のお悩みにも寄り添う夫婦カウンセラー。 NPO法人日本家族問題相談連盟認定上級 プロ夫婦問題・離婚カウンセラーの資格取得後、販売サービスにて、夫婦・恋愛・人間関係に関する電話・メール・チャット・対面のカウンセリングの経験をもつ。

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