プロ野球のレジェンドOBたちが2チームに分かれて対戦する「サントリー ドリームマッチ 2024」が5日に東京ドームで行われた。西武などで活躍したG.G.佐藤氏(45)は試合後、レフトフライを捕球した場面についてXで振り返った。
G.G.佐藤氏は2008年北京五輪で日本代表として出場した際、3位決定戦で敗北につながるフライの捕球ミスをするなど、大会中に三つのエラーを喫した。当時は誹謗中傷にも苦しんだが、引退後は本人もこの出来事をネタにしている。過去のOB戦でも、G.G.の守備位置に打球が飛ぶたびに歓声があがり、期待に応えてわざと「お約束」のエラーをすることもあった。
この日も「味方のエラーにブチギレる」パフォーマンスでおなじみの下柳剛氏が登板した際、レフト線のゴロをわざと後逸。下柳がマウンドに帽子を叩きつけ、場内は沸いた。しかしG.G.は、それ以外の打球については、軽やかな足取りで難なく処理して堅実な守備を見せた。レフトにフライを放った古田敦也氏(元ヤクルト)は「今日はいつものやってくれないのかよ」と手を広げるジェスチャーをして笑っていた。
試合後にG.G.はXを更新し、下柳の場面以外ではエラーのパフォーマンスをしなかった理由について説明。「なんで落とさないんだって思った人もたくさんいると思う」としつつ、「実は理由があって、久しぶりに娘が試合を見に来てくれた」と明かした。「いつもエラーするから行きたくないって言われ続けてたのに来てくれた」「パパかっこいいって言われたかったんだ」と心境を綴った。
ファンからは「それは娘優先だわ」「GG佐藤でいる前にパパなんよね」「あのエラー1回で守備下手と思われてるけど守備は上手い方なんだよなあ」といった声があった。