1歳の子どものお祝い行事「一升餅」。子どもに一升のお餅(約2kg)を背負わせて、一生食べるものに困らないようにと願う風習です。最近では餅を別の物に変えて行うこともあるようでーー。
ママ友のひと言がきっかけ
Xのアカウント名「寿司7子」さん(@7co_trpg)は現在、4歳と9カ月の2女を子育て中。先日、自身のXで「そろそろ次女の一歳の誕生日が見えてきましたが 我が家は一升餅をやりません 一升肉です 一升の牛塊肉で行います」と投稿したところ拡散し、大きな反響を呼んでいます。
寿司7子さん一家が初めて「一升肉」を試したのは2020年。長女の誕生祝いのときのこと。きっかけはママ友との会話でした。
「ママ友と一升餅の話題になった時、『うちは一升肉にするよ』と聞き、わが家もそれに便乗しました。旦那はお肉大好きなので、提案したら大賛成でノリノリでした。義実家、親戚ともに遠方住みが多いのですが、唯一近場に住んでいる伯父夫婦には『面白いことやるな!いいじゃん』と反応はよかったです」(寿司7子さん)
背負わせ方は。
「わが家では肉をラップで包み、ジップロックに入れ、風呂敷で背負わせました。子ども用リュックでも入ると思います」(寿司7子さん)
肉店には事前予約をしたのでしょうか。
「コストコでの購入だったので特に予約はしませんでした。牛肩ロース塊肉1840グラム、税込み4011円分を購入しました。(行事後は)牛すじ肉のカレー、ローストビーフ、細切りにしてチンジャオロースにしました。旦那がお肉好きなので、3日もしないで食べ切ったと思います」(寿司7子さん)
次女の1歳のお祝いも一升肉にするという一家。
「次女の一升肉はお肉の種類を変えようかと旦那とあれこれ相談しています。 いろんな企業さんが一升米や一升パンなど、さまざまな企画を提供されています。多様性の現在は好みに合わせて、『一升分の何か』を背負わせてもいいのかと思います」(寿司7子さん)
投稿を見たユーザーからは、「一生、肉に困らないとか最高」「素敵!うちもこれやればよかった」「お餅だと食べきれなくて」「真似させていただきます」などの声が上がっています。
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「一升餅」の最近の傾向を調べると、餅の代わりに米やパン、個包装の小さな大福の詰め合わせなど、実用的で消費しやすい食べ物を選択するケースがあるようです。複数の洋菓子メーカーからは、一升餅サイズの大きな商品「一升餅バウムクーヘン」「一升餅クッキー」なども発売されています。