質問に答えるだけ、AI提案のオリジナルカクテルは粋な一杯 人と話しているような気遣いにも驚き 岡山のバーで記者が体験

山陽新聞社 山陽新聞社

話題性、接客の補助役にも

 「新しいことに挑戦し続けないと自分の店もなくなってしまう」

 柿木さんがAIでカクテルを提案するサービスを導入した背景には、新型コロナウイルス禍で多くの同業者が閉店に追い込まれた危機感があった。

 デジタル技術を使った飲食業の効率化に元々関心があり、客に興味を持ってもらえる話題性も兼ね備えたAIカクテルに着目。IT企業を経営する知人と共同でサービスを開発した。1月の導入後はAIとのやりとりを目当てに来店する人も徐々に増えてきたという。

 客が多い日は接客の補助役としても力を発揮していて「忙しくても人を増やせる規模ではない店にとって、AIは大きな可能性を秘めている」。今後もバージョンアップを加えて質問や会話の幅を広げ、機能を強化する考えだ。

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