口から大量出血で119番通報、救急隊「どうせ詐病だろ?」→「え!?本当にやばい!」なぜ命に関わる「重篤な症状」が見逃されるのか?

はやかわ かな はやかわ かな

謎の大量出血の原因は…?

ーー駆けつけたご家族も驚かれたのでは…?

「救急車に乗り込む際、父は後ろで荷物を持っていましたが、大量に血を吐いている私をチラチラ見てはうぷっ…となっていたので、救急車のなかでも全く頼りになりませんでした(苦笑)。あまりに血が出るものですから、走行中も車内で横たわらずに座っていたのですが、救急車は隊員が座るベンチみたいなのがあるだけで、患者が座って移動するようには出来てないようで、担架の上に座っていましたが、血をあまりに失い過ぎて、顔や手や足の皮膚の色が真っ白になりつつあり、1名の隊員さんが声がけをしてくれながら、もう1名が隣に座って腰を支えてくれて、もう1名は立って私の肩をつかみつつ、病院に着くまでずっと支えてくださいました。到着後も、『自分で歩けます』と伝えましたが、車椅子を持って来てくださり、座った途端に軽く気絶しました…。車椅子を準備してもらって良かったです」

ーー大量の出血にも関わらず痛みはなかったそうですね。原因は…?

「実はこの日、歯を治療したのですが、医師から『少し血がでるかもしれないから30分ぐらいこれ噛んどいて』と、綿のようなものを詰められました。そもそも『歯を削るだけと言ってたのに、なんで血が…?』と思いつつ帰宅すると、10分もしないうちに吹き出すように出血し始め、綿なんかじゃ押さえきれないほど大量に出続けたため、あわてて洗面台に行きましたが、5cm大ほどの血の塊までドパドパ出始めたので、ビニール袋に変えました…。2時間以上は出血し続けていたと思います」

非難の声や迷惑行為にめげずに頑張って!

ーー改めて、救急隊員の方々に伝えたいことはありますか?

「まず、救急隊員の方々に幻滅してるわけではない、ということはお伝えしたいです。私自身、接客業の従業員としてお客様対応の難しさを知ってますので、救急通報時の丁寧な対応は求めていませんが、一般的には『病人は優しくされるもの』という認識があると思いますので、少しでも救急の方が高圧的な態度や素っ気ない態度を取ってしまうと、接客業よりも厳しく判断されがちだと思います。お仕事、めげずに頑張っていただきたいです!」

◇ ◇

一連の体験談と共に、「救急車って気軽に呼ばれ過ぎて、ガチで困ってる人見るとあわてちゃうんだね(笑)」と、ユーモアを交えてXにポストしていた投稿者。

「母は今でも、『あの歯医者ね!』と思い出すたびに怒ってます(笑)。妹からは、『お姉ちゃんに虫歯があるのがそもそも悪いけど、本当に病院運がないね…』と哀れがられ、父は、『あれはすごかったよな!部屋中が血のティッシュであふれてて驚いた。怖かった…』と、自分の恐怖体験として語っています(笑)」(投稿者)

リプ欄には、「酷い…勝手に思い込みで判断されてしまって塩対応」「不要な救急車の要請があまりにも多いのはわかるけど、仕事なら責務なんだからちゃんと果たさなきゃダメだよね」と、救急側の対応を非難する声も多く寄せられた。

その一方で、「いちばん悪いのは止血の甘かった歯医者と、(隊員がナメてかかった原因になったであろう)救急車をタクシー代わりに使う一部の害悪なんだよなぁ…」と、救急への迷惑通報が増加している現状に対する問題提起の声も見受けられた。

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