【保育園の洗礼】園からの呼び出しによって仕事ができない日は「月に5日以上」が約半数

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

入園後に子どもの感染症等で頻繁に早退やお休みを繰り返す「保育園の洗礼」がSNS上などで話題となっています。共働き&子育て世代向け転職サービス『withwork』を運営するXTalent株式会社(東京都港区)が実施した「保育園の呼び出しの実態」に関する調査によると、子どもが入園して3カ月〜半年以内の期間で、呼び出しによってフルで仕事ができない日が「月に5日以上」あると、約2人に1人が回答していたことが分かりました。呼び出し回数が減り始めた子どもの年齢はいくつぐらいからなのでしょうか。

調査は、子どもを持つ全国の男女222人を対象として、2024年4月〜5月の期間にインターネットで実施されました。

はじめに、自身の子どもが入園して3カ月〜半年以内で、保育園からの呼び出しによって「1カ月あたりどのくらいフルで仕事ができない日がありましたか」と聞いたところ、「5~9日」(34.2%)、「10日以上」(12.2%)など、約半数の人が「5日以上」フルで仕事ができない日があることが判明し、出社はもちろんのこと、在宅勤務でも十分に仕事をするということは難しいことが分かりました。

また、祖父母などのサポートを受けていない人に「父母間のお迎えの分担割合」を尋ねたところ、「母10割」(32.2%)が最多となりました。次いで「母9割:父1割」(18.1%)、「母8割:父2割」(13.4%)と続き、父母間のお迎え分担では、母側に負担が偏っていることが明らかとなりました。

次に、「呼び出し回数が減り始めた子どもの年齢」を教えてもらったところ、「2歳」(36.0%)が最も多く、次いで「3歳」(31.5%)、「1歳」(17.6%)が続きました。

この結果から同社は、「1〜2年は“保育園の洗礼”を受け続けることを想定した上で、仕事の調整や周囲のサポートを準備すると良いのではないか」と分析しています。

最後に、「急な呼び出しへの対応策として取り組んで良かったこと」を複数回答で教えてもらったところ、「事前に、上司や同僚の理解を得ておく」(74.8%)が最多に。ほか、「家庭内で役割分担を決めておく」(47.3%)という意見も挙げられたそうです。

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【出典】
▽XTalent株式会社

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