株式会社サクラス(東京都中央区)は、このほど「都道府県別・自動車免許にまつわるランキング」の結果を発表しました。同ランキングによると、「普通自動車免許」を取得した時の平均年齢が最も低い都道府県は「群馬県」(平均18.57歳)でした。免許取得の年齢が若い都道府県の人は、どのような理由で若いうちから免許を取得しているのでしょうか。
調査は、指定自動車教習所(公認校)を卒業した全国の普通自動車免許取得者1012人を対象として、2024年3月にインターネットで実施されました。
はじめに、「自動車免許を取得したのは何歳の時ですか」と聞いたところ、平均免許取得年齢が若い都道府県は、1位「群馬県」(平均18.57歳)、2位「秋田県」(平均18.64歳)、3位「岩手県」(平均18.82歳)という結果になりました。
若いうちから免許を取得した理由を教えてもらったところ、全国では「学生のうちに取得しておきたかった」(50.40%)、「通勤・通学で必要になった」(22.23%)、「日常やレジャーで車を使用したかった」(9.68%)といった回答が上位に挙げられました。
他方、免許取得時の平均年齢が低い群馬県、秋田県、岩手県に絞っても、「学生のうちに取得しておきたかった」(40.00%)、「通勤・通学で必要になった」(36.46%)、「日常やレジャーで車を使用したかった」(7.69%)など、全国と同様の理由が上位となったほか、「仕事で必要になった」(7.69%)という回答もみられ、全国と比較して日常生活で車を使用しなければならないために免許を取得していることがうかがえました。
また、「取得経験のある運転免許の種類」を複数回答で答えてもらったところ、普通自動車以外(準中型免許・中型免許・大型免許・大型特殊免許・普通二輪免許・大型二輪免許・小型特殊免許・けん引免許)の免許取得割合が高い都道府県は、1位「千葉県」(109.50%)、同率2位「青森県」「滋賀県」「宮崎県」(いずれも76.30%)、3位「大阪府」(73.90%)となりました。
次に、「自動車免許の取得方法」について、”合宿免許”での免許取得率が高い都道府県を調べたところ、1位「神奈川県」(19.10%)、同率2位「大阪府」「兵庫県」(いずれも17.40%)、同率3位「宮城県」「千葉県」(14.30%)といった都道府県がTOP3となりました。
また、”合宿免許”での免許取得までの平均期間を算出したところ、「免許取得に時間がかかる都道府県」は、1位「三重県」(3.13カ月)、2位「福島県」(2.15カ月)、3位「宮城県」(2.07カ月)が上位となりました。一方、「免許取得に時間がかからない都道府県」では、1位「香川県」(1.02カ月)、2位「長野県」(1.03カ月)、3位「鳥取県」(1.05カ月)がTOP3にランクインしたそうです。