子育てにあたって、現在の家の構造や間取りを不満に思うことも多いと聞きます。そこで、小学生までの子どもを持つ全国の10~50代以上の男女500人(男性98人/女性402人)を対象に「子育てしやすい間取りと家の特徴」について調査を行ったところ、子育てしやすい家の特徴の1位は「収納が多い」でした。一方で、今の家で子育てしにくいと感じるところは、どのような点が挙げられたのでしょうか。
株式会社AlbaLink(東京都江東区)が運営する『訳あり物件買取ナビ』が、2024年4月にインターネットで実施した調査です。
まず、「子育てしやすいと感じる間取り」を聞いたところ、1位「3LDK」(257人)に過半数の回答が集まりました。次いで、2位「4LDK」(142人)、3位「2LDK」(50人)などが続きました。
また、「子育てしやすい家の特徴(複数回答)」を尋ねたところ、「収納が多い」(275人)がダントツの1位となりました。以下、2位「防音対策されている」(137人)、3位「庭がある・広い」(129人)、4位「リビングが広い」(96人)と続き、収納や居住スペースの広さを重視する人が多いことがうかがえる結果となりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:収納が多い】
▽子どもが小さく、おもちゃも多いので、収納の広さは大切です(20代女性)
▽収納が広く、部屋の中に物が散乱しない状態(30代女性)
▽リビングの近くに収納があり、散らかったおもちゃをすぐ片付けられる(40代男性)
【2位:防音対策されている】
▽防音性が高く、足音などで近隣に迷惑をかけない(20代女性)
▽防音効果が高いのは必須だと思います(30代男性)
▽防音効果が高い。下に人が住んでいないか、床の防音効果がとても高い(50代以上女性)
【3位:庭がある・広い】
▽外で元気に遊んでほしいので、庭がある家(20代女性)
▽庭があると一緒に遊んだりバーベキューしたりなど、できることがふえる(30代男性)
▽子どもが縄跳びできるくらいの小スペースでもいいので、庭があること(40代女性)
【4位:リビングが広い】
▽家族みんなが一つの部屋にいやすい空間(30代男性)
▽リビングが広くて、子どもが遊ぶときに狭くない(30代女性)
▽大きなテーブルが設置できるリビング(40代女性)
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一方、「今の家で子育てしにくいと感じるところ(複数回答)」では、1位「収納が少ない」(123人)、2位「防音対策が不十分」(89人)、3位「部屋が全体的に狭い」(61人)、4位「玄関が狭い」(55人)という結果になり、「子育てしやすい家の特徴」の反対にあたる回答が多数挙げられました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:収納が少ない】
▽収納が少ないので棚を作ると、結局部屋が狭くなる(30代女性)
▽収納が少なすぎる。子どもがいるうちはとにかく物が多くなりがち(40代男性)
▽オムツなど赤ちゃん用品をストックする場所をつくるのに苦労しました。もう少し収納が欲しいです(40代女性)
【2位:防音対策が不十分】
▽賃貸なので防音が心配(20代女性)
▽壁が薄いため、子どもが夜泣きしたときや走ったりしたときに、隣や階下に響いていないか気がかりでたまらない(30代女性)
▽平屋なので寝室に生活音が入りやすく、子どもが昼寝から起きてしまうのが難点(40代男性)
【3位:部屋が全体的に狭い】
▽狭いので、1階に子ども用のスペースがない(30代女性)
▽2DKのアパートなのでそもそも狭い。各々のプライベートな空間がない(30代女性)
▽アパートが狭くプライベート空間がないこと(40代男性)
【4位:玄関が狭い】
▽玄関が狭いのでベビーカーを置くスペースがない(20代女性)
▽団地なので玄関が狭く、子どもたちが靴を履くのにぶつかってケンカする(30代女性)
▽玄関が狭く、子どもが靴を履くのに手伝いにくい(40代男性)
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【出典】
▽訳あり物件買取ナビ/【子育てしやすい間取り&家の特徴ランキング】パパ・ママ500人アンケート調査
https://albalink.co.jp/realestate/childcare-home/