大人になると体調不良を理由に仕事や家事を「休みたい」と言い出しづらい場面が多くあります。また風邪のひきはじめなど、体調の変化に自分自身が気づかないことも少なくありません。しかし大人も子どもも体調不良を感じたら、無理をせず早めに休むことが大切です。
そんな心身ともに健康で過ごす大切さを教えてくれる漫画を、なりたりえさんがX(旧Twitter)で公開し、注目を集めています。
冒頭、なりたりえさんの子どもから体調不良の申し出があり、早退するべく学校へお迎えに行きました。学校から帰る時点ではまだ自分で歩けるほどの体調だった子どもですが、帰宅すると徐々に体温が上がり38度を超える高熱に。もし帰宅が遅くなっていたら、無事に家まで帰ることができなかったのではないでしょうか。
その後なりたさんは、布団で休む子どもに「よく先生に”具合わるい”って言えたね」と褒めます。これは以前なりたさん自身が、具合が悪くても会社に迷惑をかけてしまうことを懸念して言い出せなかった経験から出た言葉でした。
同作へのコメントとして、同年代の子どもを育てる親御さんからは「本当にその通り。お嬢さまは勇気や判断力をお持ちなのだなと感じました。親子で見習いたい!」などの声があがっています。そこで作者のなりたりえさんに、普段の子どもとの接し方など話を聞きました。
ー同作は小学校での話でしたが、このエピソード以前にも自分の体調不良を教えてくれることはあったのでしょうか?
今までも家では不調を感じたときなど、まめに教えてくれていました。
ー自発的にお子様から体調不良を伝えられるような環境つくりなど、何か特別なことは意識されていますか?
学校で「具合が悪くなったらすぐに先生に言うんだよ」や「無理しないでね」ということはよく言われているようです。
ー体調不良を伝えてくれる以外にも、お子様からのメッセージで状況が改善したエピソードはありますか?
以前、娘が「友達に嫌なことを言われた」と泣いて帰ってきたことがありました。娘から詳しく話を聞いているうちに、娘にも原因があったことが分かりました。おかげで、その後お友達とは仲直りできたようです。ちょっとしたことでも話してくれると、問題が解決することがあるので有難いです。
ーなりたりえさん自身に当てはめたとき、忙しいと体調不良でも休めないことが多いと思いますが、お子様の休む勇気を目の当たりにして心境に変化はありましたか?
私は今は外で働いていないので、休みたくても休めないというような状況にはなりません。ただ以前働いていた職場のように、体調が悪くても休めない職場が多いことは想像できます。
ですので、早めに体調不良を申告すると褒められるような環境づくりが多くの職場でおこなわれたらいいなと思います。
ー最後に、お子様が成長されたときに、体調不良を理由に休むことを躊躇してしまう時期が来るかと思います。その際に、どのような言葉を掛けてあげたいと思いますか?
「体調が悪いときに無理してはいけない」「早めに申告して休むことは勇気がいるけど大切だよ」と伝えていきたいです。
<なりたりえさん関連情報>
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