車を買うなら「駐車場も早めに確保」!…納車遅れを避けるための賢いタイミングとは

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

新車・中古車問わず、納車の2週間~1カ月前までには駐車場を確保しましょう。できれば車両の購入契約前が望ましいです。駐車場がないと車庫証明書を発行できず、普通車では納車が遅れてしまいます。駐車場契約のタイミングや駐車場の探し方、見つからない場合の対処法、駐車場契約後の流れなどを解説します。

納車に必要な駐車場

クルマの購入契約を結ぶ際に、駐車場は必ずしも必要ありません。しかし購入したクルマを納車するには、一般に駐車場が必要です。

特に普通車では、駐車場が確保できていないと殆どの場合において納車が遅れてしまいます。

▽納車に駐車場が必要な理由

納車までに駐車場が必要なのは、納車前の手続きにおいて「車庫証明書(自動車保管場所証明書)」が必要だからです。

納車前には、新車なら新規登録、中古車なら名義変更の手続きが行われます。これらは車両が「誰のものか」を明記するための手続きです。そして、これらの手続きにクルマの保管場所(=車庫)を証明する「車庫証明書」が必要となります。車庫証明書の発行には、当然ながら車庫そのもの、つまり駐車場が必要です。

▽軽自動車は一般に車庫証明書が不要

軽自動車の場合、新規検査(普通車でいう新規登録)や名義変更に車庫証明書は不要です。そのため駐車場を事前に確保していなくても、納車できる場合があります。

しかしながら、地域によっては新規検査や名義変更後15日以内に「自動車保管場所届出」を提出する必要があります。そのため納車前に駐車場の確保を求められるケースも少なくありません。また車庫証明書が不要と言っても、路上駐車は禁止です。

駐車場の契約は納車の2週間~1カ月前までに

駐車場の契約は、車両の購入契約の前に済ませておくことが望ましいです。少なくとも納車の2週間~1カ月前までに用意しなければ、納車が遅れる可能性があります。

一般的な納期が2週間~1カ月と言われる中古車はもちろんのこと、新車でも事前に大まかな納期を問い合わせ、納期が1~2カ月以内の場合は早めに駐車場を探しましょう。

▽駐車場を早めに確保すべき理由

駐車場を早めに確保すべき理由は、納車を遅らせないためです。書類の提出期限は販売店によって異なるものの、少なくとも納車予定日の1~2週間前には車庫証明書を準備しましょう。この際、車庫証明書の発行に最大1週間程度の期間がかかることも念頭に置いてください。

駐車場の契約には最大1~2週間ほどかかります。 「駐車場代が余分にかかるから」と駐車場探しを後回しにすると、納車が近づいた段階で駐車場が見つからない可能性もあります。

▽納期が長い場合も目星は付けて

現在は新車において納期が3~6カ月以上になるケースもあります。この場合は、クルマの購入契約を結んだ後で駐車場の契約をしても構いません。

しかし先に述べたように、駐車場探しを後回しにすると欲しい時期に駐車場が見つからない可能性があります。そのため事前に駐車場の目星を付け、管理する不動産屋などに空き状況や解約予定の有無を確認すると良いでしょう。

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