みなさんは、「太るとわかっていてもやめられないもの」といわれたらどのようなものを思い浮かべますか。大正製薬株式会社(東京都豊島区)がこのほど実施した「肥満」に関する意識調査によると、「お菓子/スイーツ」がダントツの1位となりました。また、太りにくい体質になるために大切なことについては、「基礎代謝のよい身体にする」が最も多くなったそうです。
調査は、全国の20~69歳までの男女400人(男女各200人)を対象として、2023年12月にインターネットで実施されました。
まず、「太りにくい体質になりたいと思いますか」と尋ねたところ、「なりたい」と答えた割合は、女性が64.5%(とてもなりたい38.0%、なりたい26.5%)、男性が45.5%(とてもなりたい20.0%、なりたい25.5%)となりました。
これを性・年代別にみると、20~50代の女性で「なりたい」の回答が最も多く、50代では72.5%(とてもなりたい47.5%、なりたい25.0%)に上りました。なお、男性も同じく50代が52.5%(とてもなりたい20.0%、なりたい32.5%)で最多となっています。
次に、「太りにくい体質になりたい」「なりたい」と答えた男性91人、女性129人に、「太るとわかっていてもやめられないもの」を複数回答で答えてもらったところ、「お菓子/スイーツ」(60.5%)がダントツの1位となりました。
これを男女別にみても、1位は男女いずれも「お菓子/スイーツ」(男性45.1%、女性71.3%)でした。次点以降では、男性回答が「揚げ物」(39.6%)、「お酒」(37.4%)と続き、女性回答では、「炭水化物」(34.9%)、「運動をしないでゴロゴロしてしまう」(33.3%)が挙げられました。
また、「太りにくい体質になるために大切なこと」についても同様に尋ねたところ、「基礎代謝のよい身体にする」(52.3%)、「食べ過ぎない」(50.9%)、「運動や筋トレ、ストレッチをする」(47.7%)といった回答が上位に並びました。
男女差の開きが大きかった項目をみると、ほとんどの項目において、女性のほうが男性よりも数値が高くなっており、特に「基礎代謝のよい身体にする」(男性38.5%、女性62.0%)、「運動や筋トレ、ストレッチをする」(男性35.2%、女性56.6%)の2項目で男女差が目立つ結果となりました。
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【出典】
▽大正製薬/肥満に関する意識調査
https://newscast.jp/attachments/lM3hxPweRmo0ybtYSYdb.pdf