増税になる「13年目の車検」は、車を買い替えるタイミング? “費用対効果”見極めるポイント

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

買い替えを見極めるポイント

このように車検代や税金が上がるという背景もあり、乗用車の平均使用年数は約13年といわれています(出典:一般財団法人「自動車検査登録情報協会」の調査)。

つまり13年目の車検は車の買い替えを考える大きなタイミングといえるでしょう。この時期の場合、以下のどちらかに当てはまったら買い替えを考えることをオススメします。

・故障や不具合がある
・ライフスタイルが変わった

「車検を通したのに直ぐに故障して廃車に」となっては、車検費用が勿体ないです。故障や不具合があると車検代も高くなるので、車検の前に買い替えを考えると良いでしょう。

また、ライフスタイルの変化があったのなら、今の生活に合った車に替えた方がメリットが大きいでしょう。例えば「子どもが独立したのにミニバンのまま」だと、車検代だけでなくガソリン代など維持費も高く不経済です。

逆に「あと数年でライフスタイルが変わるかも」という場合は、その時に車を新調するという選択肢も考えてみてください。数年後まで今の車が使えそうであれば、その時に買い替えた方がピッタリの一台が選べる可能性もあります。

▽13年目の車は下取りしてもらえる?

車の乗り換えを考えるのに当たって気になるのが、「13年目の車でも下取りや買取してもらえるのか」という点でしょう。

13年を過ぎた車は、日本国内では買い手が少ないため、中古車としての価値は低くなってしまいます。そのため日本国内にしか販路を持たない業者の場合、値段が付かないどころか、廃車費用を請求される場合もあります。他方で、海外など「古い車でも売れる販路」を持っている会社であれば、13年目の車でも買い取ってもらえる可能性は十分あります。業者が公開している買取実績などを確認してみてください。

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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創
中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

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