タイで夫と3人のお子さんと暮らすKimiAさん(@kohchang_mini)は5年ぶりに日本に一時帰国し、日本生まれのアイデア商品に衝撃を受けました。
実家に帰り、家族と食卓を囲んでいた時のこと。明太子ご飯を食べようとすると、KimiAさんの母親は「孫ちゃんたちは、ほら、これで」。見ると、海苔でできたおかずカップにご飯がかわいらしく盛り付けられていました。
初めて目にする商品に「日本やばい。なんじゃこの海苔」。驚いたKimiAさんは、自身のXに写真付きで投稿したところ、瞬く間に拡散。インプレッション数は970万を記録し、いいねの数は20万を超えました。
KimiAさんに話を聞くと、子どもたちは「日本はなんでも便利だねー!」と大喜びだったそうで、「ご飯だけじゃなく、その日のおかずを片っ端からのせて食べていました」。
ファミレスのお子さまランチにも採用
KimiAさん家族が興奮した商品は、お弁当グッズのメーカー「アネスト」(神奈川県横浜市)が2005年9月に発売した「のりカップ」。
同社代表取締役の宮田雅章さんによると、お弁当作りなどで使うおかずカップを国産の焼き海苔で作った商品で、「見てたのしく、食べておいしい」がコンセプト。
自社サイトや生活協同組合を中心に販売しており、大手飲食店やファミリーレストランのお子さまランチ用に採用された実績も。また最近では、環境へのやさしさが海外からも注目されており、「台湾やシンガポール、香港などへの輸出も増えています」。
「2005年に発売し、地元の新聞や雑誌、テレビなどでも取り上げてもらえた。発売から20年近く経ち、(売れ行きが)落ち着いたかなと思ったところで、インターネットのおかげで伸びてきている。注目していただきありがたいです」(宮田社長)
同社オンラインショップ「アネストショップ」では、M、S、ミニサイズのほか、小判形や塩味付きなど、複数の種類を販売。「そのまま食べられるのりカップ」(Mサイズ24枚入り)460円。各種サイズがセットになったアソートセット(のりカップミニ10枚、S12枚、M12枚、フラワー12枚、小判10枚)900円。全て税込み、送料別。