10・20代は「着信があっても折り返さない」 苦手な理由の1位は…電話嫌いが深刻か 

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

仕事での連絡などに欠かせないのが電話ですが、昨今では「電話が苦手」という人もいるようです。ソフトバンク株式会社(東京都港区)が実施した「電話とテキストコミュニケーション」に関する調査によると、電話が苦手だと感じるシーンは「仕事の人との連絡」が最多となりました。また、電話が苦手な理由については、「緊張するから」が1位だったそうです。

調査は、全国の10~50代の男女500人を対象として、2024年2月にインターネットで実施されました。

調査の結果、全体の約4割が「電話が苦手だと感じる」と回答。回答者からは、「相手のペースにのまれて伝えたいことを忘れたり、何を話しているのか聞き取りづらかったりすることがあった」「話す事がなくなった時の沈黙の時間」という理由が挙げられました。

また、「電話が苦手だと感じるシーン」について教えてもらったところ、全体の約6割が「仕事の人との連絡」と回答。一方、10代や20代の若者の約4割は「友達との連絡も苦手だと感じる」と答えています。

さらに、「電話が苦手な理由」について、複数回答で答えてもらったところ、「緊張するから」(50.8%)、「相手の顔が見えずテンションがわからないから」(33.7%)、「話したいことが伝えられないから」(33.2%)といったリアルタイムで話さなくてはいけない電話だからこそのポイントに苦手な理由が集まりました。

次に、「着信に対して電話で折り返すかどうか」を聞いた質問では、10代と20代のうち、約半数が「テキストで返す」や「もう一度着信があるまで連絡しない」と回答したことが明らかに。同社はこの結果について「電話だと相手の都合の良いタイミングが分からない、相手のテンションや要件が分からず連絡をためらってしまうのでは」と考察しています。

また、「電話よりもテキストコミュニケーションを優先したい」と答えた割合をみると、30代以降が約6割であったのに対して、10代と20代では約8割と、世代間でギャップがあることが分かりました。同社は、「電話が苦手な理由からも、若者は自分の時間で考えられるテキストコミュニケーションを好む傾向があります」と分析しています。

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