「ドラレコでただいま録画中」…そんなメッセージがかかれたステッカーがクルマに貼られているのを見たことはありませんか。ドライブレコーダーの搭載を知らせるステッカーは、あおり運転を抑止する効果があると言われています。はたして効果的な貼る位置などはあるのでしょうか。
ドラレコステッカーの効果とは
ドライブレコーダーのステッカー(以下ドラレコステッカー)には、以下のような効果があるとされています。
・後続車からのあおり抑止
・トラブル時の肖像権争いの回避
ドライブレコーダーの録画映像はあおり運転の証拠となるため、ステッカーで録画していることを伝えれば抑止に繋がります。また、万が一相手ドライバーとトラブルになった場合も「隠し撮りをしていた」等の不当な言いがかりをつけられずに済みます。
なお、事故や犯罪防止を目的としたドライブレコーダーの映像は肖像権の侵害にあたらず、ステッカーの貼り付けも任意です。
あおり運転…ステッカーで「減った」という人も
ドラレコステッカーとあおり運転被害の相関関係を表すデータはなかなか無いものの、ステッカーを貼る前後では「あおられることが減った」という人が多いです。ただしステッカーの有無に関係なくあおり運転をするドライバーもおり、被害がゼロになるとは限りません。
▽「貼ると逆効果では」と考える人も
ドラレコステッカーに対しては、「貼ると逆効果では」と考える人もいます。確かに「(ステッカーは)相手を加害者扱いしている」「ステッカーを付けている人に限って運転に問題がある」といった見方をする人もゼロではありません。そのため挑発的な文言の入ったデザインは避けた方が良いでしょう。
ドラレコステッカーの貼り方と選び方
あおり運転の抑止効果を充分に発揮できるよう、ドラレコステッカーは「目立つ位置・デザイン」を意識して貼りましょう。
▽貼る位置は車両後方の見やすい部分
ステッカーを貼る位置は、後続車のドライバーの目に留まりやすいリアガラス下方やリアゲート付近がおすすめです。
なお、あおり運転では「急減速してきた」など前方から被害を受ける場合もありますが、フロントガラスにステッカー(車検ステッカーは除く)を貼り付けるのは禁止されています。
▽見やすい大きさ・色のものを選ぼう
後続車のドライバーに認識してもらえるよう、サイズは大きめで、且つボディやリヤガラスと同化しないような色のものを選びましょう。 ドライバーによっては、ステッカーの文字が小さすぎるばかりに「何が書いてあるか気になる」と前走車に接近してしまうケースもあるようです。