高校生のみなさんが、「将来お金を稼ぐためにしたいこと」はどのようなことがあるのでしょうか。スタディプラス株式会社（東京都千代田区） の『Studyplusトレンド研究所』が実施した「“金融教育”と“お金”」に関する調査によると、「大企業に就職」が最多となりました。また、投資に対するイメージは「難しい」「ハイリスク」などに回答が集まったそうです。
調査は、同社が運営する学習管理アプリ『Studyplus』ユーザーの高校1年生（132人）、高校2年生（163人）、高校3年生（215人）、その他（2人）の計512人を対象として2023年12月にインターネットで実施されました。
はじめに、「将来、お金を稼ぐためにしたいこと」を複数回答で教えてもらったところ、「大企業に就職したい」（44.9％）が最多となったほか、「副業したい」（29.9％）、「弁護士や医師などの難関資格を取りたい」（27.7％）といった回答が上位に挙げられました。
次に、「金融教育（お金や資産形成・投資に関する授業）は受けていますか」と聞いたところ、全体の40.4％が「受けている」と回答。金融教育を受けている207人に対して、「金融教育はどの授業で行われていますか」と聞いたところ、「家庭科」（49.8％）や「公共」（46.4％）などが上位を占めました。
また、「金融教育について、先生の授業はわかりやすいですか」という質問には、65.2％が「わかりやすい」と回答。なお、30.4％の高校生が「金融教育の影響を受けたと感じる」と答えた一方で、約半数が「影響を受けていない」（47.4％）と答えています。
さらに、「金融教育のイメージ」を全回答者に聞いたところ、「わからない・難しそう」（24.6％）が最多となった一方で、「将来的には必要・意味のあることだと思う」（7.8％）、「必須・大事・知っておいた方が良い」（6.3％）といった意見も挙げられました。
続けて、「お金の使い方や投資について家庭で教わる機会の有無」を聞いたところ、「家庭で教わる機会がある」は全体の45.7％、「教わる機会はない」は54.3％となりました。
また、「投資への興味」については、70.9％が「興味がある（将来行う可能性あり）」と回答。「すでに投資を始めている」は4.7%でした。
そこで、「すでに投資を始めている」と答えた24人に「投資を始めようと思ったきっかけ」を教えてもらったところ、約半数が「親の影響」（45.8％）と回答しています。
ちなみに「投資している投資商品」を複数回答で答えてもらったところ、「投資信託」（50.0%）、「外国株式」（25.0%）、「国内株式現物」（20.8%）などが挙げられました。
他方、まだ投資をはじめていない488人に「投資に対するイメージ」を聞いたところ、「難しい」（25.6％）や「ハイリスク・失敗が心配・怖い」（23.2％）、「博打・ギャンブル」（9.4％）といったイメージが上位に挙げられたそうです。
