ネイティブ英語話者の漢字の覚え方がSNS上で大きな注目を集めている。
「『外国人にスリーボックス・スリーライン(=品川のこと)へ行きたい』と道を聞かれた。という有名なエピソードがあるけど、日本語ができるアメリカ人に『日本では品川に住んでた』と話したら『ワタシ品川の漢字ワカリマス!スリーボックス・スリーライン。簡単』と言われ、本当に言うんだ…と感動したw」
と投稿したのはアメリカ在住の山口慶明さん(@girlmeetsNG)。
たしかに漢字への先入観が無ければか「品川」という字は3つの箱と3本の線。単なるネタではなく実際にそうやって覚えているというアメリカ人に出会ったという山口さんの証言に、SNSユーザー達からは
「品川で生まれ育ったおっちゃんとして、ネタと思われていたのがマジだったと知って嬉しく思います」
「品川ってそう来るんですね!形状を読むんだw日本人なら思いつかない読み方ですね。」
「『山口』も行けそうですね。」
「ドイツ人元同僚に言わせると、3 TVs, 3 cablesとのこと。」
など数々の驚きの声が寄せられている。
投稿した人に聞いた
山口さんに話を聞いた。
ーー投稿に出てきたアメリカ人はどんな方なのでしょうか?
山口:このアメリカ人は過去に東京に住んでいたこともあり、日本語がある程度できるのですが、漢字を読むことまでは出来ません。なので「品川」の漢字が解るのは驚きでした。彼は東京に住んでいた時に頻繁に「品川」の漢字を見るなかで「スリーボックス・スリーラインだ…」と思ったようです。
ーー「スリーボックス・スリーライン」と同様の覚え方は他にも?
山口:私自身は他には知らないのですが、リプに「立川」を"Shake and Fries"と漢字を象形化して覚えているというアメリカ人の話があり、とても面白いと思いました。
ーー投稿への反響について。
山口:皆さんからいろんな反応をいただき、自分にはなかった発想や、「品川」以外にもある外国人の漢字の覚え方などを知ることができ、とても楽しかったです。私の名前「山口」もいけるのでは?というリプもありましたが、「山」は"Underbar below the three lines?"…ちょっとクドいですね(笑)。いずれにしてもこれは「品川」という、外国人が頻繁に使用する地名だからこそ有名な話なんだと思います。
◇ ◇
漢字は象形文字から発展したというが、それをあらためて思い起こす話題だった。
山口慶明さん関連情報
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