「職場の上司が宝塚好きと判明した漫画」
日常生活で起きたさまざまなことを漫画に描く睦月さん（@mousyun）。この度、職場の上司と話していて、彼の思わぬ一面を発見しました。
温厚な人柄で周囲からの評判が良い課長。そんな課長と話していた時、彼が宝塚（宝塚歌劇）のファンであることが発覚します。「私もよく見てたんですよ」と、睦月さんが言うと、課長は顔をほころばせ、とても嬉しそう。
しかし、睦月さんが「一番のオススメは何ですか？」と尋ねると一変。一瞬ピクッとなった後、神妙な顔つきになって考え込んでしまったといいます。
「いや…一番…一番かぁ…」とブツブツ呟く課長。ご自身もオタクであるという睦月さんは、そんな課長の様子に、「あ、これガチ（ファン）だ」と察したのでした。
温厚な人柄だという上司ですが、「一番は？」と質問した時の反応のギャップが面白いですね。確かに、ガチで好きなものに対して、「一番」というのはなかなか決められないもの。漫画が公開されたツイートのリプ欄にも、多くの反響がありました。
「ガチ勢にはなかなか難しいお題だ。。」
「オタクにしてはいけない質問ベスト３に入る質問」
「（上司の）怪訝な表情かつ絶妙な間がいい味出してる」
「好きなことで1番は決めれない！なんなら部門ごとのランキングが脳内にある！」
「１番好きと１番見せたいと１番いいのと…」
このように、上司に共感する方のコメントもたくさん寄せられました。
睦月さん自身、そんなオタクの心理は十分に理解しているものの、つい一般人側の視点になってそのような質問を投げかけてしまったとのこと。微笑ましい職場のエピソードですね。
睦月さんに聞きました。
――課長さんの人間味が感じられる話ですね。普段はどんな方なのですか？
睦月さん：声を荒げたところを見たことがなく、いつも穏やかで、他部署との交渉も即座にやって下さるめっちゃ良い上司です！
――最終的に課長さんは、睦月さんの質問にどのように答えられたのですか？
睦月さん：公演については、本当にめちゃくちゃ悩まれたのか「ちょっと考えさせて」って言われて保留になったのですが、その代わり一番好きなジェンヌさんは教えてもらえました。「人に薦める一番」っていうのは悩むよな〜と分かりみが凄かったです（笑）。
――ガチファンには悩ましい質問ですよね。リプ欄の反響もすごかったです。睦月さんは、逆にこのようなことで悩まれた経験はありますか？
睦月さん：めちゃくちゃあります！推しの舞台とかでもそうですし、後は職場の一般人に「好きな男性のタイプ」を不意に聞かれて長考に入ってしまったこともあります。
◇ ◇
好きなものの話題になった時、質問する側はつい軽い気持ちで「一番は？」と訊いてしまったりします。しかし、相手の情熱やこだわり具合によっては、その質問はなかなか酷である場合もあったりするもの。
今回は、上司にそんな質問を投げかけてしまった睦月さん。ですが、インタビューでもお答えいただいたように、逆に自分が困る側になってしまうこともよくあるとのことで、その時のエピソードも漫画として公開されています。
睦月さんはそんな職場でのヒトコマをはじめ、日常漫画を多数手掛け、Twitterなどで公開されています。
「いろんな人に読んでもらって反応もらえるとすごい嬉しいので、また気軽に見てやってください」とのことでした。
■睦月さんのTwitterはこちら→https://twitter.com/mousyun
