3分で分かる人気アニメ『葬送のフリーレン』 魔族を倒しながら諸国漫遊…実は“ファンタジー版・水戸黄門”!? 第2期放送開始で話題

海川 まこと 海川 まこと

2023年10月6日から放送され人気を博した『葬送のフリーレン』のアニメ第2期が2024年1月5日から放送開始されました。同作の原作マンガは、マンガ大賞2021の大賞を連載開始からわずか1年足らずで受賞した話題作です。またアニメ第1クールOPテーマソングは『推しの子』のOPテーマソング『アイドル』を担当した大人気アーティスト・YOASOBIの『勇者』であることも注目を集めました。

そんな『葬送のフリーレン』がどんなアニメなのか、まったく知らない人で3分で分かるように紹介します。

同作を簡単に紹介すると、『ドラゴンクエスト』のような剣と魔法の世界が舞台のファンタジー作品です。世界を恐怖に陥れていた魔王を倒した後の物語を描いています。

魔王を倒したパーティーの一員でエルフという種族の魔法使い・フリーレンを主人公とし、魔王を倒した50年後に勇者ヒンメルが亡くなってしまうところから物語は始まります。魔王を倒したパーティーのリーダーである勇者ヒンメルの死に直面したフリーレンはこれまで自分が「人を知る」ことをしてこなかったことに気づき、その事実を悔い「人を知る」ための旅に出ることを決意しました。

旅で立ち寄る各地で、以前は勇者パーティーの一員として封印した魔族を倒したり、トラブルを解決したりする様子はまるで水戸黄門の諸国漫遊のようです。ネット上でも「旅先に次々現れる悪人を片っ端から潰していく水戸黄門みたい」「フリーレンってファンタジー水戸黄門では?」などの声が集まっています。

フリーレンは旅の途中で勇者パーティーの僧侶・ハイターに育てられた少女・フェルンを弟子とします。私生活がだらしなくポンコツなフリーレンはフェルンに生活面で多く助けられます。さらに戦闘でもかなりの実力を秘めていることから、水戸黄門でいうと「助さん」と「角さん」が合体したような存在といえるでしょう。

また、勇者パーティーの戦士であるアイゼンの弟子・シュタルクもフリーレンと一緒に旅をすることになります。シュタルクは巨大な竜を一撃で仕留めることができるほどの実力者であるにも関わらず、極端にビビりで自分に自信がない性格で、水戸黄門でいうと「うっかり八兵衛」が強くなったような存在です。このような個性豊かなメンバーたちと旅をするのも『葬送のフリーレン』の魅力なのです。

秀逸なストーリーや個性的な仲間だけでなく、剣と魔法のド派手なバトル展開も同作の魅力として忘れられません。特にアニメ6話で描かれているシュタルクと紅鏡竜との戦いでは、「戦闘シーンのアニメが鳥肌モノ」「作画がヤバくて映画見てる?ってくらいにヌルヌル動く」とアクションの描き方に絶賛の声が集まっていました。

さらに、7話から10話で描かれている断頭台のアウラとの戦いは第1期での見どころといえるでしょう。実際にネットでも「アウラ戦での演出に鳥肌たった。これはすごいアニメだ」「フリーレンカッコ良すぎて震えた」などの声があがっており、ファンからは神回のひとつと呼ばれています。

ちなみにフリーレンの声優である種﨑敦美さんは『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』のアーニャ役や、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の主人公・ダイ役を務めており、フリーレンとは全然違うキャラクターを演じており、演技の幅広さに驚かされます。

2024年1月から第2クールが放送開始された『葬送のフリーレン』。アニメ最新作を最大限に楽しむためにも、第1クールのアニメを見直してみてはいかがでしょうか。

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