みなさんは、自身の子どもの夢がどんなことでも応援できると思いますか。現在高校生以下の子どもがいる全国の男女260を対象に「子どもがなりたいと言ったら反対する職業」に関する調査を実施したところ、9割弱の人が「応援しようと思う」と回答しました。一方、子どもから「なりたい」と言われても応援できないものとしては、「お笑い芸人」が最多となったそうです。
株式会社NEXER(東京都豊島区)が運営する『日本トレンドリサーチ』が、『青山ラジュボークリニック』(東京都港区)と共同で、2023年11~12月の期間にインターネットで実施した調査です。
まず、「あなたの子どもは『”将来の夢”や”なりたいもの”がある』と言ったことはありますか」と聞いたところ、66.2%の人が「ある」と回答しました。
そこで、「自身の子どもが『”将来の夢”や”なりたいもの”がある』と言ったことがある」と答えた172人に「自身の子どもが一度でも『なりたい』と言ったことがあるもの」を複数回答で教えてもらったところ、「YouTuber(動画配信者)」(21.5%)、「プロスポーツ選手」(16.3%)、「漫画家・イラストレーター・アニメーター」(12.8%9といった回答が上位に並びました。
ちなみに、自身の子どもに”将来の夢”や”なりたいもの”が見つかった場合、全体の88.1%が「どんなものでも応援しようと思う」と回答。その理由として以下のようなコメントが寄せられました。
▽夢、なりたい物を自分で見つけられたことをまず喜びたい(40代女性)
▽子どもが夢を持つことは大事、それを応援するのは親としての義務(50代男性)
▽子どもの人生なので道徳的に反していなければ反対は出来ない(50代女性)
▽何でも打ち込むことができるものがあるのは良いことだと思う(60代男性)
▽子どもの将来の夢は勉強を頑張る最大のモチベーションだから(40代女性)
▽たとえ無理難題だとしても、人生に無駄にはならないと思うから。目標なくだらだら過ごすほうが無駄なことが多いと思う(40代男性)
▽何か目標を決め、それを実現しようとする過程で結果はどうあれ、子どもは成長すると考えるから(40代女性)
一方、「どんなことでも応援できる訳ではない」(11.9%)と答えた人からは、以下のような意見が寄せられています。
▽最低限稼げる仕事をすすめたい(30代女性)
▽明らかに才能がないものになりたいと言われても反対する(60代男性)
▽その職業で食べていけるなら応援するけど、食べていけないなら、副業くらいにとどめてほしい(30代女性)
▽インフルエンサーや小説家など、成功の要素が低いものを志望した場合には積極的に応援しようとは思えない。少なくとも別に定職を持ったうえで活動し、収入が安定した時点でその職業一本にするなら応援する(50代女性)
さらに、「どんなことでも応援できる訳ではない」と答えた31人に、「もし子どもから『なりたい』と言われても応援できないもの」を1つだけ選んでもらったところ、「お笑い芸人」(25.8%)、「YouTuber(動画配信者)」「インフルエンサー」(いずれも19.4%)、「プロゲーマー」(16.1%)などが上位に挙げられました。
それぞれの回答の理由として、「売れる可能性の方が少ない(お笑い芸人/30代女性)、「安定性、職業としての価値が特にわかりにくい」(お笑い芸人/30代男性)、「世の中そんなに甘くはない。人生約40年以上は働かなければいけません。安定した仕事に就くのが1番」(YouTuber(動画配信者)/60代男性)、「子どもがなる時代にはもう流行っていないと思う」(インフルエンサー/40代女性)、「ゲームは遊びだと思う」(プロゲーマー/30代女性)などの意見が寄せられたそうです。
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【出典】
▽日本トレンドリサーチ/【高校生以下の子どもがいる男女260人に聞いた】88.1%が、子どもの将来の夢がどんなことでも「応援しようと思う」
https://trend-research.jp/20942/
▽青山ラジュボークリニック
https://nipt-info.com/