レゾンデートル株式会社(東京都新宿区)は、「完全レス」と答えた全国の20~59歳の既婚男女635人(男性320人/女性315人)を対象に「夫婦のセックスレス」に関する実態調査(第3報)を実施しました。その結果、レス夫婦の4割弱が「5年以上なし」と回答しました。また、「夫よりも妻が拒否している」割合が多いことが分かったそうです。
調査は2023年10月~12月の期間にインターネットで実施されました。なお、回答者の年代の内訳は20代(男性80人/女性75人)、30代、40代、50代(いずれも男女各80人)となっています。
調査によると、全体の6割強が「配偶者と1年以上していない」(1年以上前18.6%・3年以上前8.5%・5年以上前37.0%)状態で、そのうち4割弱が「5年以上していない」ことが分かりました。
これを男女別に見ると、男性の約6割、女性の約7割が「1年以上レス」という結果になりました。なお、「1年以上」(男性19.4%・女性17.8%)、「3年以上」(男性7.2%・女性9.8%)、「5年以上」(男性32.9%・女性41.3%)の長期レスの割合は、いずれも男性よりも女性のほうが高くなっています。
続けて、「1年以上レス」と答えた割合を男性の年代別に見ると、「20代」(27.6%)、「30代」(48.8%)、「40代」(71.4%)、「50代」(90.1%)と年齢層が上がるにつれて約20ptずつ上昇していました。
一方、女性の年代別でも、「20代」(42.6%)、「30代」(59.3%)、「40代」(80.1%)、「50代」(92.6%)と年齢層が上がるにつれて上昇しており、20代~40代は男性よりも10ptほど高くなっていました。
さらに、「5年以上なし」の割合を見ると、「30代」(男性8.8%・女性20.0%)から「40代」(男性36.3%・女性55.0%)にかけて男性では約4倍、女性では約3倍に急拡大しています。この結果について同社は、「30代といえば多くの場合、子どもがある程度、成長して小学生くらいになる時期です。子育てにも少し余裕が生まれる頃ですが、この時期に再開できない夫婦が多いため、全体のレス割合を押し上げているのかもしれません」と推察しています。
次に、「拒否している割合」を男女別に調べたところ、男性は「妻が拒否」(25.6%)、女性は「自分が拒否」(31.1%)と、男女いずれも「夫よりも妻が拒否」している割合が多くなったものの、最も多い回答は「どちらでもない」(男性60.3%・女性61.6%)となり、どちらかが明確に拒否をした訳ではなく自然にレスになっているという状態が大半であることがうかがえました。
これを男性の年代別に見ると、20代で「自分(夫)が拒否」(21.3%)の割合が2割に上った一方で、女性ではすべての年代で「自分(妻)が拒否」(20代33.3%・30代31.3%・40代28.8%・50代31.3%)が約3割に上ることが明らかとなりました。