「カラカラ」「キーキー」「ボボボ」…車から異音がする!このまま乗ってて大丈夫? 原因と対処法を整備士が解説

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

車から聞き慣れない異音がすると、「このまま乗っていても大丈夫か?」「すぐに車屋さんに持って行った方がよいのか?」などと、とても心配になりますね。「カラカラ」「キーキー」「ボボボ」といった異音がすることがありますが、それぞれ特有のクルマの異常を伝えています。原因と対処法などについて、現役の整備士が解説します。

車の異音がした場合、確認したい部位

車から異音がしているときに、ドライバー自身が確認できるところは限られていますが、順を追って異常がないか、できる範囲だけでも構わないのでチェックすることが大切です。車からの異音についてはまず、警告灯の点灯があるか、内外観に異常がないか、下回りにオイルといった漏れがないかを確認するようにしましょう。

▽警告灯が点灯していないか確認する

異音の不具合で警告灯が関連していることは稀ですが、まずはメーター内に警告灯が点灯していないか確認します。

▽内外観に異常がないか確認する

内外観上で異常がないか見てみます。特に外観は、なにかしらのヒントが見つかる可能性があります。外的な要因で車が損傷していることもあるかもしれません。

▽車の下回りになにか漏れていないか?

車の下を覗いて、オイルや冷却水が漏れていないか確認します。または、いつも停めている場所にオイル染み跡ができていないか確認します。油脂類が漏れて規定量から減ったことで、異音が発生している可能性があります。

代表的な部位ごとの異音の種類

車にはそれぞれに役割を持つ、様々な部品が使われています。代表的な部位ごとの異音の種類をまとめました。

   ◇   ◇

▽エンジン
異音の種類の例:カラカラ、ガラガラ、ジャラジャラ、カンカン、カタカタ、ボボボ

▽補器類
異音の種類の例:シュルシュル、キュルキュル、ガー、ギャー、ウィーン、ウォーン

▽ブレーキ
異音の種類の例:キー、ゴォー

▽足回り
異音の種類の例:コトコト、コツコツ、コンコン、ゴトゴト、ギシギシ、ギューギュー、ゴーゴー、ゴロゴロ、ウォンウォン

   ◇   ◇

代表的なものだけでも、以上のように様々な異音が発生する可能性があります。この中から、いくつかピックアップして掘り下げてみましょう。

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