世界一高価なコーヒーを飲んだレポート漫画がSNS上で大きな注目を集めている。件の漫画を投稿したのはみじんこさん(@mijin_combi)。
みじんこさんが世界一高価なコーヒーと言うのは「コピルアック(コピ・ルアク)」。ジャコウネコがコーヒーの果肉を食べた後、排泄したコーヒー豆を乾燥、焙煎したもので、インドネシアなど東南アジア産のものが有名だ。
しかし、排泄した豆で入れたコーヒーとはいったい…。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「ベトナムに行ったときにお土産に買いましたがとてもおいしかったです。日本でも買えるのですね☺️ジャコウネコ以外にも猿?とかもあったような、なかったような...」
「10年ほど前にインドネシア行った時に、コーヒー好きな祖父のお土産に買った。ジャコウネコのコーヒーだったからなのか、大切に取ってたのかはわからないが、一つも手をつけないまま2年前に祖父は亡くなった。大切に取ってたと思いたいけど、きっと違うな笑」
「お幾らなんでしょう…」
など数々のコメントが寄せられている。
漫画家さんに聞いた
みじんこさんに話を聞いた。
ーーコピルアックの製法を知った際の感想を。
みじんこ:「ほんとかよ!誰が最初に飲み始めたんだろう?」と思いました。味が気になって、人生で一度は飲んでみたいと思いました。
ーー味わいや香りについて感想をあらためて。
みじんこ:色が薄くてまるで紅茶のように感じました。いつも飲むのは苦めのコーヒーなので、それに比べると酸味が強く、コーヒーらしさはなかったです。
ーー投稿が反響を呼びました。
みじんこ:自分と同じで知らなかった人が多く、「ほんとかよ!」っていうことで興味を持ってくれた人が多かったのは嬉しかったです。また、インドネシアで買えますよという情報を教えてくれた方がいたり、コピルアックが生まれた歴史などを教えてくれた方がいたりと、いろんな方から深い情報を聞けたのもためになりました。
ーー但馬屋珈琲店さんは何かおっしゃっているのでしょうか。
みじんこ:コメントとリポストをしていただきました。
また、高価な珈琲豆が採れることから、ジャコウネコを劣悪な環境で飼育するようなことも行われているようだ、という話をしてくださった方もいました。自分は、実際にその現場を見たわけではないので、どこまで本当かは分かりません。でも、こうして「知らなかった」ことを「知る」というのが、考えることの最初の一歩になると思っています。バズったことで、多くの人が新しいことを知るきっかけになっていたらとてもうれしいです。
◇ ◇
みじんこさんが取材のため訪れた東京・西新宿の但馬屋珈琲店本店ではコピルアックを1杯3500円(税込)で飲むことができる。ご興味ある方はぜひ足を運んでいただきたい。
なお、みじんこさんは現在、Kindleでエストニアのピンクの魚料理やレバノンの生肉料理など、世界のおうちごはんを紹介する漫画シリーズ「みじんことオーマの世界旅暮らし」を無料公開中。今回紹介したコピルアックのように、食文化を入り口に他国の文化への興味を抱く人が増えることを願いたい。
【みじんこさん関連情報】
Xアカウント:https://twitter.com/mijin_combi
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