20代男性の約2人に1人が「交際経験なし」――そんな調査結果が、株式会社リクルート(東京都千代田区)が運営する『リクルートブライダル総研』の「恋愛・結婚調査2023」で分かりました。また、「恋愛は時間とお金の無駄である」と答えた割合は、調査対象のすべての年代で2割前後となり、いずれも2017年調査より増加していることも分かったそうです。
調査は、全国の20~49歳の未婚男女1200人を対象として、2023年9月にインターネットで実施されました。
調査によると、「恋人がいる」と答えた割合は全体の29.7%。一方、「現在恋人がいない(付き合ったことはある)」人は36.2%、「現在恋人がいない(付き合ったことがない)」人は34.1%で、合わせて約7割が「恋人がいない」という結果になりました。
さらに、男女別では、男性の39.0%、女性の28.0%が「恋人がいなくて交際経験もない」と回答しており、いずれも調査を始めた2012年以来、最高値となっています。
また、性・年代別に見ると、「恋人がいなくて交際経験もない」と答えた割合は、20代男性で46.0%、女性では29.8%となり、2021年調査(20代男性34.2%・20代女性24.3%)より増加傾向にあることが明らかになりました。
次に、「恋愛に対する考え方」について、「結婚を意識する相手としか付き合わない」と答えた割合を2017年調査と比較すると、20代男性は34.6%で10.9pt増加、20代女性は44.3%で6.6ptの増加となりました。
また、「恋愛は時間とお金の無駄である」と答えた割合を2017年調査と比較すると、特に20代女性は19.4%で7.2pt増加、20代男性は23.7%で6.3pt増加、30代女性は23.6%で12.8pt増加、30代男性は21.7%で7.4pt増加となっていたそうです。