「感情的」に抗議する前に冷静に
テレビ番組で見た女性の訴えに対して、「抗議女性の動物愛護の観点から、熊の駆除がかわいそうという心情には理解ができました」と、ゆるふわ怪電波☆埼玉さん。
「しかし、実際に人的被害が出ていることや、熊に対する理解が不足しているようなコメントも見受けられ、当該地域に居住してる住民の方からすれば、到底受け入れられない内容ではないかと感じました。最終的には抗議女性自身も、『農村部に住んで熊の被害におびえている人の気持ちは分からないところがある』と述べていたので、感情的な抗議をする前に、いったん冷静になってみる必要があるのでは、と思います」(ゆるふわ怪電波☆埼玉さん)。
匿名クレーマーにとって「公務員」は恰好の標的
番組によると、被害地域からの苦情は一切なく、取材に応じた女性と同様に、苦情はすべて熊被害のない「都市部」などから寄せられているという。
また、熊駆除に対する抗議の多くは「感情論」であり、抗議女性を取材した番組では、「社会全体に不満を持つ人が『熊の駆除』という出来事を利用して鬱憤を晴らしている。自分の匿名性が担保されていると思い込んでいる人たちにとって、公務員は標的になりやすい」と、犯罪心理学者がクレーマーの心理を分析。ネットでは、理不尽なクレームを主張する人物には正論が通じない、むしろ逆上させてしまう恐れがあるという意見もあり、対応は難しいようだ。