バチェラー5で“謎の存在感” 月田侑里さん…地元芦屋での思い出 「転機は自分で作るしかない」原点は学生時代の知られざる過去【インタビュー後編】

山脇 未菜美 山脇 未菜美

Prime Videoによる恋愛リアリティー番組「バチェラー・ジャパン」のシーズン5。参加女性の中でひときわ存在感を放った月田侑里さんに、旅を振り返ってもらった。番組でのエピソードや胸中、彼女自身のこれまでの人生を徹底取材した。【本編のネタバレを含みます】

芦屋出身・5人きょうだいの次女

── ご家族や生い立ちについても教えてください。ご出身は兵庫県の芦屋なんですよね?

はい。5人きょうだいの次女です。家でみんなで絵を描いたり、習字をしたり、お茶をたてたり、まったりと遊んでいました。父は会社を経営しており、母は医師です。幼少期からとにかく教育に全力を注いでくれていました。小学校受験があったので、保育園児の頃から高校生まで、毎日何かしらの習い事か学習塾に通っていました。きょうだい全員がそうでしたね。母はつきっきりで勉強を見てくれましたし、全員分のお弁当を、多い時は7個も作って持たせてくれました。本当に頭が上がりません。

小さい頃から絵を描くことが好きでした。両親が意思を尊重してくれたこともあり、芸大に進むことになりました。

学生時代にはいじめ経験も

── 学校では、どのように過ごされていましたか

小学5年生の頃に転校を経験したのですが、転校先の小学校で、いじめに遭いました。転校初日、当時クラスでいじめられていた女の子と席が隣で、楽しく話をしていたのがきっかけです。クラスのリーダー格の女の子3人に呼ばれ「あいつとは話さない方がいいよ」と言われました。私は「そうですか」と返事だけして、その後も変わらず隣の女の子とずっとお話をしていたんです。

そうすると間もなくして、私へのいじめが始まりました。バイ菌扱いされ、まわりから机を離され、ゴミを投げられ…班分けの時は、入れずにひとり余らされて…。過酷なものでしたが、そのまま学区内の中学校に上がったため、5年間厳しい環境は変わりませんでした。

── つらい経験をされたんですね。今の月田さんから想像がつきません

そうですね。誰とも会話という会話ができなかったんですね。でも中学校の卒業を控えたある日、このままではいけないな、と思ったんです。猫背で、教室の隅にいて、誰も私の声さえ知らない…。今後の自分の人生を考えた時に、なんのプラスにもならないことだと悟りました。

その日から、人との話し方に関する本を読み始めました。外見を磨く努力もしました。学生でもできる美白や保湿をしたり、ジムでダイエットにも励んだり…。勉強にもいっそう力を入れました。「転機は自分で作るしかない」と、一つずつ努力を積み重ねていきました。精神的にも強くなれましたし、今になってようやく、いい経験だったかもしれないと思えるようになりました。人の悩みに寄り添いたいと思う原点は、ここから来ているのかもしれません。

── Instagramのストーリーズを拝見していると、意外と少年漫画がお好きなんですね

弟たちの影響でジャンプやコロコロコミックを愛読していました。「ギャグマンガ日和」「でんぢゃらすじーさん」「ケシカスくん」など名作がたくさんありますよね。新キャラの公募に応募したりもしていました(笑)

その影響もあってか、シュールな笑いが大好きです。バチェラー・ジャパンでも片鱗が見えていたかもしれませんが…。「米騒動」発言なんかもね、場を和ませたかったんですよね。(※編集部注:カクテルパーティーで他の女性が長谷川さんに積極的に話しかけにいく様子を見て、月田さんは「米騒動が始まった」とコメントした。長谷川さんの出身地は、米どころの新潟)

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