みなさんは、「自炊」といわれたら、どのような作業工程を思い浮かべますか。パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社(大阪府門真市)が、全国の20~69歳の男女400人を対象に「年代別“自炊”の定義」についての調査を実施したところ、20代の4割強が「電子レンジで加熱する」といった作業工程を“自炊”と定義していることが分かったそうです。
調査は2023年9月にインターネットで実施されました。
20~60代の男女400人に8つの料理に伴う作業工程を提示し、「“自炊”と思うもの」を聞いたところ、「主菜と副菜を作る」(93.0%)、「主菜を作る」(92.3%)、「包丁で食材を切る」(89.8%)、「炊飯器を使う」(87.5%)、「コンロを使う」(83.0%)の5つの項目において、どの世代も8割以上が“自炊”と定義していることが判明。
一方、「電子レンジで加熱する」(32.3%)、「購入した総菜を食器に移す」(30.5%)、「お湯を注ぐ」(24.0%)といった項目では割合が低い結果となっています。
そこで、「電子レンジで加熱する」作業工程について、年代別に「“自炊”だと思いますか」と聞いたところ、「“自炊”だと思う」と答えた割合は、30代~60代が29.1%だったのに対し、20代では45.0%となり、大きな差が見られました。また、「購入した総菜を食器に移す」「お湯を注ぐ(例:カップラーメンなどをつくる)」といった項目においても、20代と他の年代とでは差が見られたそうです。
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調査を実施した同社は、「”電子レンジで加熱する””購入した総菜を食器に移す””お湯を注ぐ”といった項目を自炊と定義した背景には、インスタント商品のクオリティ向上から、今まで自炊でしか味わえないと思っていた”家庭の味”が電子レンジの使用やお湯を注ぐだけでつくれるようになってきているということが推測されます」と述べています。
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【出典】
▽パナソニック ハウジングソリューションズ調べ