意見が分かれるたびに「金払うのは俺」なんて言われて…なんかもう疲れた マンション探しで離婚危機「これを言ったらアウトなひとこと」

中瀬 えみ 中瀬 えみ

マンションを買おう!予算はどれくらいにする?この物件にしよう!…こんなスムーズに意見が一致するマンション探しができればラッキーですが、実際はいろいろな意見の対立があるものです。時にはそんな「対立」でおさまらず、離婚危機まで発展してしまったケースも。夫婦でマンション探し「これを言ったらアウトなひとこと」を集めてきました。自分からウッカリ「地雷なひとこと」を言ってしまうのを避けるためにも必見です!

どんな物件を見せても文句しか言わない…

Aさん(関西在住、30代、主婦)一家がマンション探しを始めたのは6年前、祖父母からマンションの頭金になりそうなまとまった額を生前贈与されたことをきっかけに、家探しをスタートしました。

当時Aさんの夫は部署異動したばかりで忙しく、物件候補を調べるのは主に妻であるAさんの担当だったそうです。

会社のあるターミナル駅までは複数路線が走っていて、どの沿線にも魅力的な住宅地があり、マンション候補もたくさんありました。Aさんは忙しい夫の参考になるように、ひとりで熱心に情報収集。マンション建設予定地近辺の写真を撮ってきたり、同じマンション開発会社の建てた過去物件の相場を調べたり、マンションモデルルームに足を運んでパンフレットをもらってきたり…。その成果を「気になるマンション候補」としてを夫に見せたのですが…。

夫からは「ここは会社まで30分以上電車に乗らないといけないから」「こんなに値段が高いのに、80㎡ないのはちょっと」「まあまあだけど〇〇沿線って評判悪くない?」「西向きはやめた方がいいんじゃないかなあ」「モデルルームのデザインが好みじゃない」などなど、どの物件にも文句たらたら。Aさんの苦労が伝わらなかったのか、何を見せても「いいね!」という言葉は一度も出てこなかったそうです。

さすがにイライラも限界にきたAさんは夫にこう告げました。

「嫌なポイント言うのは禁止。これはないよねと二人で決めた条件はすでに省いている。この物件のココが良い、だけ言うようにして(怒)」

Aさんの迫力勝ちか、それ以降ダメだしは少なくなり、1年ほどで無事に購入に至りました。

「アレを言ってもまだ文句言うだけで行動もしなかったら離婚でしたね」の言葉が印象的でした…。

目の前で良いなと思った物件が次々に別の人のものになっていく

一戸建てではなくマンションにしよう、という意見は一致したBさん(関東在住、40代、共働き)夫婦。新築マンションはもちろん、中古マンションも含めて幅広く物件を候補に入れたため、毎週末のようにモデルルーム巡りや中古マンションのオープンハウスを見て回ったそうです。

そのなかで驚いたのが、人気のある中古マンションは、じっくり検討する暇もなく次々と売れていくという状況でした。内見している最中に、不動産屋さんの携帯に「午前中内見した方が手付を入れたそうです」と言われたことも1度や2度ではありませんでした。

「これはいい!」と自分たちが思う物件は他の人もいいと思うということ、と痛感したBさんですが、夫は何事もじっくり慎重に考えたいタイプ。しっかり検討できないなら仕方ない、と焦るそぶりも見せません。

ゆったりしていて慎重派なところに惹かれて結婚したBさんでしたが、自分が気に入ったマンションを次々に逃し、さすがにブチギレて「もう中古マンションは候補から外す!!抽選で決まる新築マンションにしないと一生買えない!!」と迫ったそうです。

幸い夫が新築マンションの方が検討期間が長く持てるということに納得したため丸くおさまりましたが、「条件が合うところがなければ、今もマンション探ししていたと思います」とのお話でした…。

「納得いかないものは買いたくない」のは分かるけど

Cさん(九州在住、20代、派遣スタッフ)は結婚当初、家探しのタイミングで賃貸ではなく購入も視野に入れて物件探しをしました。

マンションはもちろん、戸建ても含めて多数の物件をチェックする際、何か意見が分かれるたびに「でも金を払ってローン組むのは俺だし。自分が納得いかないのは買いたくない」と取り付く島もない夫の反応が続くのに疲れてしまったCさんはマンション購入に後ろ向きになり、結局賃貸を選んで3年経った今、離婚に向けてひそかに就職活動を始めているそうです。

「金を払うのは俺だし」と言われたショック、大きすぎたのかもしれません。

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