「空飛ぶダンボを作りました」リアルな動きに驚きの声「モノに命が吹き込まれるってこういうこと!」

今田 哲平 今田 哲平

「1人で6年半かけて作ったダンボの制作過程です!🐘🛠️」

ディズニーのアニメ映画「ダンボ」のキャラクターであるゾウをイチから作ったという投稿が話題になりました。衝撃的な完成度の高さです。

「モノに命が吹き込まれるってこういうことを言うんですね!」
「ダンボへの愛情が感じられる」
「ダンボのお母さんですね!」
「凄い!本当に凄い!」

投稿には賞賛の声や激励のコメントが多数寄せられました。

ダンボを作ったキテレツ nori(@DisneyGoodsHack)さんに聞きました。

ーーダンボのアニマトロニクスということですが、それはなんでしょうか?

「アニマトロニクスは、実際の生き物やアニメキャラクターなどの動きを再現するロボットのことです」

ーー6年半かけてついに完成した今のお気持ちをお聞かせください!

「とにかくホッとしています。作り始めた当初は、何をどう作っていったら良いのか全くわからず、無謀な挑戦を始めてしまったなぁと思っていました(笑)。SNS上でたくさんの方に長い間応援していただいていたので、なんとか完成したダンボをお見せすることができて本当によかったです」

ーーダンボを作ろうと思ったきっかけは?

「実は作り始めた当初は何のキャラクターを作るか明確に決めていませんでした。まず最初に目の部分を作り、その大きさに合うキャラクターの中からダンボを選びました。ダンボは私が小さい頃に何度も繰り返し見ていた作品で、自分にとって思い入れのあるキャラクターでした」

ーーどのような材料で作られているのでしょうか?

「中身の機械を支える土台は模型用のプラスチック板、それを覆う骨格部分はFRP(ガラス繊維が入ったプラスチック)、表面のスキンは伸縮性のある布を使用しています。頭を支える台座はモニター用のスタンドです」

ーーこの完成度を出すために苦労したところは?

「スキンの素材を何にするかでいちばん悩まされました。最初はシリコンを使おうと思ったんですが、ダンボの大きさがとても大きいので、シリコンだと重くなり過ぎました。
そこでより強度があり薄く作ることができるラテックスを試したんですが、今度はラテックスが硬すぎてモーターのトルクが足りなくなってしまいました。最終的に、軽くて伸縮性のある布にたどり着きました」

ーー反対にここは上手くできたぞ!というようなポイントはありますか?

「多くの方に可愛いと言っていただける仕上がりになったことが本当に良かったなぁと思っています。これまでの経験上、アニマトロニクスは目の周りの隙間などによってホラー感が出てしまいがちですので…。あと動きの良し悪しは完成してみないとわからない部分だったので、いい感じに動いてくれたこともラッキーでした」

ーーこれまで作られた作品の中でお気に入りの作品は?

「実はアニマトロニクス的なものを作ったのは今回でまだ2体目なんです。元々はものづくり全般が好きで、美女と野獣のルミエールやナイトメアー・ビフォア・クリスマスのジャック・スケリントンのフィギュアを作ったり、トイストーリーのウッディを油断させる装置を作ったりしていました。

最初に作ったアニマトロニクス的なものはムーン坊やという、私の姉がデザインしたオリジナルキャラクターでした。こちらは目の部分のみが稼働するものでしたので、今回のダンボではかなり進化させることが出来たと思っています」

最後にキテレツ noriさんはこのようにコメントを残してくれました!

「これからも色々なキャラクターのアニマトロニクスを作っていく予定です。YouTube、X(旧Twitter)、TikTokで制作の様子を発信していきます。皆さまから頂く反応が大きな励みになっていますので、ご興味ある方はぜひ見て頂けると嬉しいです」

X(旧Twitter):https://twitter.com/DisneyGoodsHack
TikTok:https://www.tiktok.com/@kiteretsunori?_t=8fiwVmaFRrz&_r=1

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