南野陽子さんが京都・舞鶴をイメージして作詞した曲を披露 「舞鶴の人によくしてもらって」どんな縁?

京都新聞社 京都新聞社

 歌手で俳優の南野陽子さんが2日夜、京都府舞鶴市をイメージして作詞した曲を、舞鶴市浜の赤れんが博物館前広場でのコンサートで披露した。海上自衛隊舞鶴音楽隊の演奏と共に、舞鶴の情景や鶴を詞に織り込んだ歌を会場の約700人に届けた。

 南野さんは、作曲を担当した音楽プロデューサー宗本康兵さんらと、2022年から大浦半島の同市室牛地区で米作りを体験。その縁で曲「飛揚(ひよう)~再会の似合うまち舞鶴~」が完成し、市に曲を提供することになった。

 コンサートで南野さんは「米作りで舞鶴の人によくしてもらい、曲を作ろうと思った」と説明。宗本さんとともに鴨田秋津市長に目録などを贈呈し、鴨田市長は「100年先も市民に愛されるよう教育、文化、観光、産業のあらゆる場面で活用したい」と話した。

 南野さんは室牛地区が校区の大浦小の児童と「艦艇の名の道 つづく赤れんが」「深海と潮風 育つ緑に」「大空舞う 羽ばたく鶴」などの曲を合唱した。

 コンサートは文化庁の京都移転記念事業の一環で、市と市内の企業が主催した。ライトアップされた旧海軍の赤れんが倉庫を活用した博物館をバックに、宗本さんのピアノや舞鶴音楽隊の多彩な演奏が会場を盛り上げた。

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