「エンジン警告灯」が点灯!どうすれば…整備士が伝えたい「してはいけないこと」 エンジンはなるべく止めずに整備工場へ

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

こんな時はどうする?エンジン警告灯のケース別対処法

具体的に4つのパターンに分けてケース別の対処法を解説します。

安全な走行に支障をきたす場合は、整備工場にレッカー搬入する流れが一般的です。任意保険やJAFに付帯するレッカーサービスで、掛かりつけの整備工場へのレッカー搬入が可能かどうか、保険証券などで確認する必要が出てくるでしょう。

▽エンジン警告灯がついてガタガタする

エンジンそのものが正常に動くのに支障をきたす不具合です。

安全な自走が困難であることから、ハザードを点灯させて安全な場所に速やかに車を停車させます。その後、整備工場に連絡を入れて指示を待ちます。

基本的には、レッカー搬入する流れとなるでしょう。

▽エンジン警告灯が消えたり点灯したり点滅する

エンジンをかけたりとめたり、または走行しているうちにエンジン警告灯が消えてしまうこともあります。

たとえ、体感できる異常がなくても、車はどこかに不具合を抱えている可能性が高いです。点灯していたものが消えた=「直った」というわけではありません。

エンジン警告灯が消えていても、診断機で診断を進めていき、不具合箇所を推測できることもあります。
そのため、早めに整備工場へ入庫する段取りをしましょう。

エンジン警告灯が点滅してる場合は、現在進行形で不具合が発生している可能性が高いです。メーカーや車種により対応が異なるので、この場合もやはり速やかに安全な場所に停車した上で、整備工場の指示に従います。

▽エンジン警告灯が消えた

対処法はエンジン警告灯が点滅する場合と同じです。警告灯が消えたということは、現在は正常になっていると考えられます。それでも原因によっては、診断機を接続すれば原因がわかる可能性があります。

この場合もやはり整備工場に問い合わせたうえで、入庫する流れが一般的です。

▽エンジン警告灯が点いて加速しない

エンジン警告灯が点灯したうえで加速しない場合は、安全な走行に支障をきたすので、とても危険です。

走行中に車の異常に気を取られて焦ってしまうと、さらに危険度が高まります。

気持ちを落ち着かせ、ハザードを点灯させて周囲に異常を知らせつつ、可能な限りすぐに安全な場所に退避します。

整備工場に連絡を入れ、レッカー搬入の流れが一般的なので、あとは整備工場からの指示に従いましょう。


   ◇   ◇

エンジン警告灯が点灯すると、どうすれば良いか焦りがちですが、走行に支障があるときこそ落ち着くことが大切です。

快適なカーライフのためにも、こういったトラブルの時に気軽に相談できる、かかりつけの車屋さんを作るようにしておきましょう。

◆整備士・ヒロ
国産ディーラー、輸入車ディーラーで勤務してきた2級自動車整備士。整備士経験は10年以上で、過去にはエンジニアとして全国規模のサービス技術大会に出場したことも。 車の整備に関する情報をtwitterで発信している。

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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創
中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

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