フランス外遊に自民党「国民の税金から支出しておりません」 研修費個人負担30万円、SNSに疑問の声「議員の給与も元は税金」

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自民党女性局のフランス研修で撮影された写真が「遊び感丸出し」と物議を醸している件で、自民党幹事長室は「国民の税金である政党助成金(政党交付金)からは支出しておりません」と説明した。研修費は30万円の個人負担と、自民党の党負担でまかなっているというが、SNS上では「苦しい言い訳。自己負担と言いながら、議員の給与も元は税金であることを忘れているのかな」「総額と内訳を示してくれないから結局うやむや」などと厳しい声が上がる。

女性局長の松川るい参院議員(52)によると、研修は5年に1回、女性局の地方議員らとともに海外視察に行き、課題や見解を広めているという。今回のフランス研修は7月24~28日の3泊5日。女性活躍、3歳からの幼児教育の義務化などについて意見交換したという。意見交換の合間にエッフェル塔に立ち寄って記念撮影。ツイッター(現X)上で「税金で楽しそうに大人数で旅行していると多くの皆様の誤解を招いてしまった」と陳謝し、批判が集まっていたエッフェル塔を真似たポーズ写真は削除している。

240億円前後の収入、7割は政党交付金

では、自民党の収入はどうなっているのだろうか。収支報告書によると、ここ数年は240億円前後の収入があり、うち7割が、税金が主な原資の政党交付金が占める。このほか、個人や団体の寄付、党員から集めた会費などが含まれる。

フランス研修に参加した今井絵里子議員(39)も「海外研修に対して、公金を使って無駄だという指摘もありますが、無断な外遊ではありません。旅費についても、党の活動ですから、党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています」としている。

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