現在、YouTubeでMVが50万回再生超えの話題曲がある。5月10日、キングレコードからリリースされた「夜間飛行～星に抱かれて～」。男女のセクシーな歌声と、どこか懐かしいポップでダンサブルなサウンド。マリンカラーのタクシーが夜空を駆けてゆく、レトロフューチャー感あふれるムービー。
これはベテランのシンガーソングライターで、昭和歌謡やJ-POPの音楽評論家としてもメディアをにぎわす中将タカノリさんと、人気上昇中の音楽グループ「半熟BLOOD」のボーカリストで、また兄の橋本大祐さんとのコントユニット「橋本兄妹」でTikTok、YouTube上で絶大な支持を得る橋本菜津美さんによる異色のデュエットソングだ。
「夜間飛行～星に抱かれて～」は2025年の大阪・関西万博に向け計画されている「空飛ぶタクシー」事業イメージソングとのこと。人気の秘密を探るべく話を聞いた。
ーー楽曲ができるまでの経緯は？
中将タカノリ（以下「中将」）：双子で大阪の「大宝タクシー」を経営する寳上卓音、寳上和音兄弟との会話が着想になりました。彼らは元々、ミュージシャンで昔からよく知ってる友人なんですが、新会社を立ち上げ、空飛ぶタクシーを実現しようと頑張っています。大きな夢を語る彼らを見ていて、素敵だな、何か作品のテーマにできないかなと思いました。
ーーちょっと昭和を感じる曲調で、しかもデュエットというのが珍しいですね。
中将：大阪万博や大勢の人が利用する交通機関に関する曲なので、メロディーやリズムはちょっと懐かしいくらいがいいと思いました。最近は昭和歌謡やシティ・ポップが若い人や海外の人にもウケているので、そういう時代ならではの曲作りのメソッドは応用しています。デュエットにしたのは若々しさが欲しかったからですね。菜津美ちゃんはポップなキャラクターで歌もうまいし、寳上兄弟とも同い年なので、ちょうどいいなと。
ーー橋本さんはオファーに対しどう思われましたか？
橋本菜津美（以下「橋本」）：まさか私がデュエットをするなんて思ってもみませんでしたが、聴かせていただいた曲がとても素敵だったので喜んで引き受けました。これまでデュエットって少し古い印象がありましたが、実際に自分で歌ってみると全然そんなことなくて。「夜間飛行～星に抱かれて～」は曲調はちょっと昭和テイストなんですが、歌詞はすごく直球なラブソングで、一周まわって新しいんです。「ワンチャンを狙うなら もっとマシなセリフあるわ」とか歌っていてドキドキしました（笑）。
中将：妙にカッコつけた歌詞じゃなくて、夢見ることや恋愛の原点に迫るメッセージのつもりで書きました。我ながらけっこうロックンロールな仕上がりです（笑）。
ーーMVがYouTube公開後1ヵ月で50万回再生を超えました。
中将：大勢巻き込んでる以上、売れる曲を作ろうと思って作ったので、反応があってホッとしてます（笑）。でも、もっともっとブレイクさせなきゃですね。
橋本：映像は玉田しんせつさんという若手の映像作家さんが担当しているんです。半熟BLOODのMVも担当してもらったことがあるんですが、アーティストに寄り添った瑞々しい感性の方なので私から推薦させていただきました。大宝タクシーから提供していただいたタクシーをフル活用して、レトロだけど新しい感じの世界観を上手に表現していただけたなと思います。
ーー今後、どんな展開があるのでしょうか？
中将：2025年まで2年近くあるので、キャンペーンライブやメディア出演はじっくり積極的に取り組んでゆく予定です。あと現在は「#夜間飛行を歌ってみた」というSNSの歌ってみたキャンペーンを実施中です。
グランプリの方には賞金10万円というお得なキャンペーンなので、ぜひ多くの方に参加していただきたいですね。「夜間飛行～星に抱かれて～」が大勢の人に愛される曲になってほしいです。
橋本：私もお父さんと参加しようかな（笑）。
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近年、ブームになっている昭和を巧みに取り入れた「夜間飛行～星に抱かれて～」。2025年の大阪、関西にこの曲が鳴り響いていることを期待したい。
【「#夜間飛行を歌ってみた」キャンペーン】
「夜間飛行～星に抱かれて～」のデュエット動画をTwitter、Instagramに投稿した方たちを「いいね数」「歌唱力」「パフォーマンス力」で選考。グランプリ獲得者に賞金10万円を進呈します。
・「#夜間飛行を歌ってみた」のハッシュタグを記載してください
・投稿後、中将タカノリ公式アカウント（@chujyo_takanori）のDMまでご報告ください
・2023年6月末締切
・オケ（1番のみ）、歌詞カードは以下リンクからダウンロードしてください
https://www.dropbox.com/scl/fo/5fe8203yzzmtswiidzp0b/h?dl=0&rlkey=xxzzfsrwe20ahhzwe3xntdwa9
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中将タカノリ（ちゅうじょう・たかのり）
シンガーソングライター・音楽評論家
奈良県奈良市出身、1984年3月8日生まれ
関西学院大学文学部日本文学科中退
2005年、加賀テツヤ（ザ・リンド&リンダース）の薦めで芸能活動をスタート。昭和歌謡、1950年代～1960年代のアメリカンポップスをフィーチャーした独特の音楽性が注目され、楽曲提供、音楽プロデュースも多数手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」（小林真に提供）など。2012年からは音楽評論家としても活動。数々のメディアに寄稿、出演し、近年の昭和歌謡ブームや90年代J-POPブームに寄与している。
【公式サイト】http://www.chujyo-takanori.com/
【Twitter】https://twitter.com/chujyo_takanori
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橋本菜津美（はしもと・なつみ）
シンガーソングライター・俳優・インフルエンサー
兵庫県川西市出身、1993年8月9日生まれ
京都精華大学人文学部卒業
2012年、精華大学在学中に音楽グループ「半熟BLOOD」を結成。2016年4月に北神急行電鉄の公式マスコットキャラクター「北神弓子」応援ソング「恋のトンネル」を、2017年10月に同電鉄の応援ソング「トンネルの向こうで待ってる。」を担当し注目を集める。近作では2021年8月のシングル「ゆめゆめかもめ」（オリコンデイリーランキング31位）、2021年12月のシングル「君トいtime」（同43位）がスマッシュヒット。近年はインフルエンサーとしても活動し、2020年7月に兄・橋本大祐と「橋本兄妹」名義で開設したTikTokアカウントはこれまでに1億回以上の再生回数を記録している。
【半熟BLOOD公式サイト】https://www.hanzyukublood.info/
【橋本兄妹公式サイト】https://www.tiktok.com/@hotel.hashimoto
