秋葉原の街角に捨てられた大量のポケモンカードがSNS上で大きな注目を集めている。
その模様を紹介したのは、秋葉原を拠点に写真家として活動する水津拓海(rhythmsift)さん。
いくつものごみ袋に詰められた真新しいポケモンカード。ごみ袋は事業ごみとして千代田区所定のルールに従って出されているように見えるが、中には事業ごみ廃棄用のシールが貼られていなかったり、シールはあるが業者の記名がないものも。
それらはルール違反である旨のシールが貼られ、後から清掃局が回収していたということだ。
水津さんに話を聞いた。
ーー秋葉原ではこのような光景がよく見られるのでしょうか?
水津:カードゲームの大量開封、パッケージのごみに関しては、秋葉原エリアの朝にはかなり高頻度で見かける通常のものです。トレカショップ密集地帯で、多数のショップがあることと、発売日などに店頭で購入、開封したお客さんが捨てたり、パッケージ箱をバラしたものを店側が事業ごみとして捨てていることはしばしばあります。
ーー今回ご投稿の光景をご覧になってどう思われましたか?
水津:今回自分のポストが話題になったのは、これが先週発売され各所で話題になった30周年記念「30th CELEBRATION カードセット」であることと、ごみ袋にたくさんの「レアではないカード」が混ぜられて捨てられていたことがありそうです。
低付加価値で販売対象になりにくいカードをショップが廃棄するのは、在庫管理の都合上仕方ないことではありましょうが、このように「カードを廃棄処分することが人目につく」ことは、長い目で見るとトレーディングカード業界全体の「ブランディング」としてあまり良くないだろうと思います。
あとこれは秋葉原特有の事情ですが、こういった事業ごみを秋葉原で捨てられる時間帯は難しく、終業後の夜の早い時間に路上の回収所に捨てると、真夜中にごみ袋を漁って売れそうな中身を抜き出したり、袋の中身を散らかす輩が出てくるんですよね。
なのでショップが廃棄する際は、事業ごみ回収の時間をある程度把握した上でタイミングよく捨てることも必要です。今回の廃棄はそのあたりがいろいろ下手だったのでしょう。
◇ ◇
SNSユーザーたちから、
「子供に渡せたかもしれないカードがゴミ箱にあるのを見るのはつらい 」
「ポケモンカードの転売屋が世界中で問題になっています!僕は1999年から、純粋に楽しむためにカードを集めてきました。コモンカード(ノーマルカード)が余ったときは、いつも無料で譲っています!どうかゴミをポイ捨てしないでください!本当に身勝手すぎます!」
「転売屋にとっては価値無いトレカはこの様にゴミ扱いなんでしょうね。中にはこういうトレカをお金を払って買っている人もいるというのに」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
水津さんによると、千代田区は秋葉原エリアの一般客の飲食ごみ、買い物ごみなどの路上ごみ対策に力を入れており、スマートごみ箱の大量設置(11月予定)やボランティアによる移動式ごみ箱活用、区長自らの清掃ボランティア参加などが施策としておこなわれているという。今回の投稿はショッキングなものがあったが、少しでも状況が改善されてゆくよう願いたい。
【水津拓海さん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/rhythmsift