5月14日に行われたサッカーのフランス1部第35節モナコ対リール。昨年のカタールW杯にも日本代表として出場したモナコ南野拓実(28)が、キックオフと同時にボールをドリブルし、すぐに反則でプレーを止められる珍しい場面があった。
競技規則では、キックオフ時のキッカーは、一度ボールを蹴った後は他の選手が触るまで再びボールに触ることができないと定められている。
試合開始のキックオフで、自陣にボールを蹴り出すようなフェイントをかけた後、すぐに前方にドリブルを仕掛けた南野。相手選手はほとんど動かず、すぐに主審が笛を鳴らしてプレーを止めた。相手ボールの間接フリーキックで試合再開となった。
なおその後の南野は73分、後方からのスルーパスに抜け出しネットを揺らす(オフサイド判定でノーゴール)など、前節に引き続き存在感を示した。
SNSでは「気合い入りすぎたか?」「これは海外の面白いプレー集に追加や(笑)」「南野が上手すぎるからハンデを与えたんだ」といった声があった。経緯は明らかでないが、思わぬ形で話題となった。