職場で大好きなおやつを食べていたら、スポンジを食べているんじゃないかと心配されたというツイートが注目されました。
「おやつ食べてる私のデスクに書類持って来てくれた事務員さんに『あかりやさん………激落ちくん食べてるんじゃないんですよね………？？』って心配されて死ぬ程爆笑してる。もう使い込まれた激落ちくんにしか見えない。」
投稿したのは「あかりや（@kuhp）」さんです。写真には、掃除に使って欠けたメラミンスポンジのようなものが写っています。このツイートに「これは、かるk……山芋を多めに含んだ激おちくんですね！」「ほっぺた激落ちくん。」「激落ちくん、美味しいですよね。」と、たしかに「激落ちくん（メラミンスポンジの商品名）」に見えると同意するコメントが集まって、３.６万の「いいね」がつきました。
また、かるかんを初めて見たというコメントも多く、「なるほどかるかん知らん人にはスポンジに見えるのかwww」と、あまり知られていないお菓子だとあらためて感じる人も。スポンジと間違えられたお菓子は、たっぷりの自然薯（山芋）と砂糖と米粉だけで作られる鹿児島県の郷土菓子「軽羹（かるかん）」です。あかりやさんに、詳しいお話を聞きました。
──かるかんは、おやつによく召し上がるのですか？
頻繁に食べたいのですが、鹿児島の生菓子なので、今いる中部ではそうもいかないです。悲しい。
──貴重なかるかんだったのですね。あかりやさんが、かるかんを知ったきっかけは？
自分の出身が鹿児島なので、郷土のものとして馴染み深いお菓子です。その中でも、やはり明石屋さんのはちょっと贅沢で美味しいという扱いでした。就職して県外に出てきてしまったため、なかなか買えるタイミングが無くてしょんぼりしています。とても悲しい。
今回はGWに鹿児島の友達と大阪で会う機会があったので、代金引き換えで頼み込んで餡無しと餡入りを買って来てもらいました。
──わぁ、よかったですね！ メラミンスポンジにしか見えなくなったあとも、美味しく食べられましたか。
変わらず美味しく食べたいところだったのですが、部署内にかるかんを食べたことが無い方が多かったのと 大阪でお会いしたはじめましての方がかるかん大好きでいらっしゃったため、布教と称してほぼ差し上げてしまいました。手元に１１個あったのですが、自分の口に入ったのはあの激落ちくん１個と餡入りが１つだけです。その後まだ食べる機会に恵まれていません…。
──やっと手に入ったのに、写真のかるかんしか食べられなかったのですか…。「これはね、明石屋さんのね、自然薯を使ったとても美味しい激落ちくんだよ。私は激落ちくんの中では明石屋さんのが一番好きだよ」と明石屋さんを推されていました。
一番好きな理由は、やっぱり自然薯を使用しているため、もちもちな食感が段違いなところですね！！ もちもちというか、むっちりというか、明石屋さんのかるかんはまず食感そのものが他に無い程とても魅力的だと思います。餡無しも餡入りも大好きですが、あの食感を堪能するなら餡無し派ですね。常温でも少し温めて食べるのもどちらも大好きです。
──かるかんをご存知ない方も多いようです。かるかんの魅力をぜひ布教してください（笑）。
かるかん本体も餡も甘味が優しいところで、しみじみと食べていて上品だなと思います。深蒸し茶とこれ以上なく合います。知らない人に振舞ってみて「生地は何だと思う？」と当ててみて貰う楽しさや話題性もあるかもしれません。たいてい山芋（自然薯）なんだよ、と言うとお菓子に山芋！！？？とビックリされます。
※明石屋さんに、掲載の許可をいただいています
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かるかんの存在は知っていたけれど食べたことがなかった筆者は、あかりやさんが「個人的には激おちく……シンプルなかるかんと、かるかん饅頭（餡入り）の両方が手軽に楽しめるこちらのセットがおススメ」という明石屋さんの「かるかん5枚・かるかん饅頭5個入」（賞味期限8日間）を購入してみました。
見た目からスポンジみたいなふわふわした食感を想像していたのですが、予想に反してしっとりしていてムッチムチ。お米の風味が感じられるシンプルな味で、満腹感が高いお菓子でした。冷やすと固くなってしまうそうで、２０度以上（室温）で保存します。あたためると、ふんわりして懐かしいような優しい甘みが増します。
◾️明石屋 https://www.akashiya.co.jp
「かるかん5枚・かるかん饅頭5個入」 https://www.akashiya.co.jp/products/karuman-set/karuman-set5-5.html
