2日は八十八夜 夏が近づく頃でも冬日は30地点以上 まだ遅霜には注意を

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きょう2日は八十八夜。けさにかけて、全国のアメダスの30地点以上で冬日を観測。八十八夜を過ぎても、まだ朝晩は冷え込む日がありそう。遅霜に注意を。

5月2日は「八十八夜」

きょう2日は雑節の一つ「八十八夜」。立春から数えて八十八日目にあたる日で、春から夏に変わる頃です。5月6日は二十四節気の「立夏」で、暦の上では夏の始まりです。

八十八夜を過ぎると、霜が降りることなく、稲の種まきなど農作業を始める目安。ただ、この時期は朝晩の冷え込みで、農作物が遅霜の被害を受けることもあります。そのため、江戸時代頃から天候への注意を促すため、暦に記されるようになりました。また歌にもあるように、八十八夜は新茶の芽を摘む時期です。

この先の冷え込みは?

けさ2日(火)はヒンヤリした空気に包まれていて、東京都心は午前5時前に12.7℃まで気温が下がりました。午前6時30分までに最低気温0℃未満の冬日を観測したのは、全国のアメダスのうち34地点(富士山除く)。30地点を超えたのは、1週間ぶりです。

あす3日(水:憲法記念日)の朝も内陸の地域ほど冷え込むため、遅霜に注意が必要です。その後は気温が高くなり、6日(土)の最低気温は、九州から関東で20℃前後と、朝から暖かく感じられるでしょう。

次に冷え込みが強まるのは、9日(火)頃。北海道を中心に、全国のアメダスの1割弱にあたる地点で、最低気温0℃未満の冬日が予想されています。沖縄と奄美、九州南部では、5月9日(火)頃から、かなりの低温になるとして「早期警戒情報」が発表されています。昼間は暑さを感じても、まだ朝晩はグッと冷える日もあります。農作物の管理にご注意ください。

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