薄毛に悩む女性に聞いた…「ボリュームが減った」6割強 「何をすればいいのか分からない」「他人に話せない」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

薄毛というと男性特有の悩みというイメージがありますが、最近では女性にとっても気になる悩みとなっているそうです。そこで、薄毛に悩む全国の20~60代の女性1004人に調査をしたところ、現在抱えている髪の悩みについて、6割強の人が「ボリュームが減った」と回答しました。また、薄毛対策を行う中で悩んでいることは、「何をすればいいのか分からない」が最も多かったそうです。

発毛専門の医療機関『リアスクリニック』(東京都中央区)が、「女性の薄毛の悩みと対策に関する調査」と題して2023年3月にインターネットで実施した調査です。

まず、「現在抱えている髪の悩み」について、複数回答可で教えてもらったところ、「ボリュームが減った」(66.1%)と回答した人が最も多く、次いで「分け目が目立つ」(58.9%)、「シャンプーの度に抜け毛が増えている気がする」(50.9%)が続きました。

続いて、「最も理想としている髪の状態」を聞いたところ、「これ以上、髪が減らないようにしたい」(41.2%)、「髪の量を増やしたい」(31.2%)、「髪の量は今のままで、ハリ・コシ・ツヤを出したい」(26.7%)などが上位に挙げられています。

では、薄毛に対して何か対策を行ったことはあるのでしょうか。

そこで、「薄毛対策として行ったことがあるもの」を複数回答可で教えてもらったところ、「シャンプー・リンスを変える」(34.6%)、「育毛剤の使用」(31.5%)、「ヘッドマッサージを行う」(31.1%)などが挙げられました。

ちなみに、「薄毛対策用のシャンプー・リンスを選ぶ際に重視したいポイント」を複数回答可で答えてもらったところ、「肌・髪質に合うか」(62.5%)、「価格」(50.1%)、「頭皮や地肌ケア」(40.2%)などが上位を占める結果となっています。

薄毛対策としてシャンプーやリンスを変えたことがある人が多いことが分かりましたが、「薄毛対策を行う中での悩み」はどのようなことがあるのでしょうか。

この質問に関して複数回答可で答えてもらったところ、「何をすればいいのか分からない」(52.9%)、「対策をしても変化が見られない」(36.0%)、「他人に話せない」(24.3%)などが挙げられ、薄毛に悩んでいるものの、具体的な対策ができないと悩む女性が多いことがうかがえました。

   ◇  ◇

みなさんは、女性の薄毛対策である「FAGA」という言葉を知っていますか。「FAGA」とは、「AGA(男性型脱毛症)」の語頭に女性を意味するFemaleを付け加えた名称で、「女性男性型脱毛症」を意味し、最近では、「FAGA(女性男性型脱毛症)」専門の治療を行っている医療機関もあるといいます。

そこで、「医療機関でのFAGA治療に対するイメージ」について聞いたところ、回答者からは、「年齢的にまだ早いのではないかというイメージ。40代頃から検討するイメージ」(20代)、「効果はあるけど高額」(30代)、「よく分からない」(30代)、「初めて聞いたので、効果があるのか不安。治療費も高額ではないか心配」(60代)といった効果や料金についての声が寄せられています。

また、「今後、医療機関でのFAGA治療に通ってみたい(引き続き通いたい)と思いますか」と聞いたところ、「通ってみたい(引き続き通いたい)と思う」と答えた人は28.4%となりました。

FAGA治療に通ってみたいと思う回答者からは、「薄毛は嫌なので治療で治るなら治したい」(30代)、「目に見える効果が得られる」(30代)、「今から対策をしておけば、さらに年齢を重ねた時に安心」(40代)といった声が寄せられています。

一方で、通ってみたいと思わない回答者からは、「通院する時間がない」(40代)、「値段が高そう」(50代)、「はずかしい」(60代)などの声が寄せられました。

薄毛対策の悩みや、FAGA治療に対して「他人に話せない」「はずかしい」などの声があることを受けて、「FAGA治療が受けられる女性に特化したクリニック」の存在について聞いたところ、69.6%の人が「知らなかった」と回答。

また、「FAGA治療に求めること」について、複数回答可で答えてもらったところ、「適切な価格設定がされている」(51.4%)、「自分に合った治療プランを提案してくれる」(41.6%)、「プライバシーが守られる」(37.2%)といった適切な価格や、女性にとってデリケートな部分でもあるためプライバシーが守られることがポイントに挙げられたそうです。

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