「薄毛」が気になりだした年齢の平均は男性「37.9歳」、女性「41.1歳」 20代男性は「予防」に対する意識強く

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昨今、「薄毛対策」への関心が高まっていると聞きますが、実態はどのようなものなのでしょうか。そこで、現在薄毛がある、かつ薄毛を気にしている全国の20~69歳の男女に調査をしたところ、薄毛が気になりだした年齢は、男性が「37.9歳」、女性は「41.1歳」であることが分かったそうです。

株式会社リクルートの美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』が「薄毛に関する意識調査2022」と題して2022年7月に実施した調査です。

まず、スクリーニング調査として全国の20~69歳の男女5万人を対象に「薄毛の人と、薄毛ではないが不安がある人の出現率」を調査したところ、男性の26.0%が「薄毛である」と回答。一方、女性では8.0%に留まり、男性を18ポイント下回る結果となりました。

次に、本調査として、「現在薄毛がある、かつ薄毛を気にしている」と回答した全国の20~69歳の男女2066人に、「薄毛が気になりだした年齢」を聞いたところ、男性は「37.9歳」、女性は「41.1歳」と、2021年の調査と比べて男性では-0.5歳、女性では-0.7歳いう結果にとなりました。

また、「薄毛対策にかけてよいと思う金額の1カ月あたりの上限」を聞いたところ、男性は「5310円」、女性は「3655円」という結果に。これを性年代別にみると、男性の20代が「8080円」なのに対して60代では「4097円」と若い世代ほど上限額が高くなっていた一方で、女性では30代以降は3000円台なのに対して20代女性では「7234円」と、平均の約2倍の額となっていたそうです。

同研究機関は「薄毛を気になりだした年齢は男性の方が若く、女性よりも早くから薄毛に対する危機意識を感じています」と説明。さらに「薄毛対策にかけてよいと思う金額が最も高いのは、20代男性で、薄毛になった後よりも『予防』に対する先行投資の方が高くなる傾向にあります」と述べています。

次に、「効果を実感した薄毛対策と効果を実感するまでの期間」を聞いたところ、効果の実感がある率が高い順に、男性は、「薄毛の対策メニューがある美容室・理容室に行く」(77.8%・5.0カ月)、「病院や専門クリニックに行く」(71.3%・3.3カ月)、「薄毛専門サロンに行く」(58.2%・6.0カ月)、「ヘッドスパ・ヘッドマッサージに行く」(58.1%・3.8カ月)という結果になりました。

一方、女性では「ヘッドスパ・ヘッドマッサージに行く」(46.3%・5.0カ月)、「自宅でヘッドマッサージャーなどの器具で頭皮マッサージする」(44.5%・3.3カ月)、「市販の薬や漢方を使う」(41.6%・6.0カ月)、「薄毛対策用シャンプーやトリートメントを使う」(41.2%・3.8カ月)などが挙げられ、男性は専門施設での施術・治療が軒並みランクインしていたのに対し、女性は自宅でのケアが上位にランクインしていたそうです。

続いて、「薄毛が気になっていることを、今後、美容室・理容室で相談したいとどのくらい思いますか」と聞いたところ、「とてもそう思う」「まあそう思う」の合計は男性の28.3%に対し、女性では44.9%という結果に。年代別でみると、20代の男性が70.6%で男女含めて突出して高くなっていたといいます。

「美容室・理容室でやってみたい薄毛対策」については、男女とも「薄毛が目立ちにくい髪型(カット)」(男性43.4%、女性63.2%)が1位に。次いで、「ヘッドスパ・マッサージ」(男性38.0%、女性53.8%)、「頭皮や髪の診断」(男性25.6%、女性33.7%)といった回答が上位に並びました。

また、「美容室・理容室での薄毛対策にかけてもよいと思う金額の上限」については、金額が最も高いのは、「薄毛の箇所を、ボリュームアップできるようなパーマ」(男性4247円、女性4952円)だったそうです。

最後に、「普段の生活習慣への意識」を聞いたところ、男女とも「タバコは吸わないようにしている」(男性63.9%、女性83.6%)が最多に。次いで、「頭皮の汚れをしっかり取るようにしている」(男性48.9%、女性54.4%)、「髪をしっかり乾かして寝るようにしている」(男性45.7%、女性60.1%)、「しっかりと睡眠をとるようにしている」(男性43.5%、女性39.2%)などが挙げられ、ほとんどの項目で男性より女性のスコアが高く、生活習慣に対する意識に男女差があることがうかがえたといいます。

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