株式会社スタイルポート(東京都渋谷区)は、直近3年以内に新築マンションを購入した全国の22〜27歳の男女109人を対象に、「Z世代マンション購入者」に関する実態調査を実施しました。その結果、マンションの購入価格については、6割超の人が「3000万円以上」と回答しました。また、マンションを購入した人の世帯年収は、半数超が「600万円以上」であることが分かりました。
調査は、2023年2月にインターネットで実施されました。
調査の結果、マンションの購入に関して、90.8%の人が「一生に一度の買い物であるという感覚を持っている」(かなり持っている38.5%・やや持っている52.3%)と回答しました。
また、「一生に一度の買い物であるという感覚を持っている」と回答した99人に対して、その理由を複数回答可で聞いたところ、「金額がかなり大きい買い物だから」(80.8%)、「こだわって購入したいから」(39.4%)、「居住場所を頻繁に変えたくないから」(29.3%)という結果に。
一方、「一生に一度の買い物であるという感覚は持っていない」と回答した10人の理由としては、「マンションを資産として捉えているから」(60.0%)、「キャリアに応じて居住場所も変化させるべきだから」(40.0%)、「価値観の変化に応じて居住場所を変化させていきたいから」(30.0%)などが上位に挙げられています。
続いて、「マンション購入のきっかけ」を複数回答可で聞いたところ、「生活、通勤に便利な住居が欲しかったから」(47.7%)、「賃貸よりも購入した方がよいと思ったから」(45.0%)が上位を占めています。
また、「マンションを購入した理由」についても複数回答可で聞いたところ、「設備が充実しているから」(61.5%)、「メンテナンスが楽だから」(43.1%)、「立地が良い物件が多いから」(31.2%)などが上位に挙げられました。
さらに、「直近で購入したマンションの価格」を教えてもらったところ、「3000万円~4000万円未満」(29.4%)、「2000万円未満」(21.2%)、「4000万円~5000万円未満」(18.3%)、「2000万円~3000万円未満」(11.9%)、「5000万円~6000万円未満」(10.1%)などが上位に挙げられ、6割以上の人が「3000万円以上」と答えています。
直近3年以内にマンションを購入したZ世代の「家族構成」を教えてもらったところ、「既婚(子供なし)」が12.8%、「既婚(子供あり)」が49.5%となり、既婚者が約6割を占めていました。
また、「世帯年収」については、世帯年収は「400万円未満」(25.6%)、「600万~800万円未満」(24.8%)、「400万~500万円未満」(14.7%)、「1000万~1500万円未満」(11.0%)などが上位に並び、半数以上が「600万円以上」であることが分かりました。
次に、「マンション購入時に参考にした媒体」を聞いたところ、「YouTube」(50.5%)、「Twitter」(45.0%)、「TikTok」(43.1%)などが上位に並びました。
また、「マンションギャラリーで渡される資料」については、72.5%の人が「データが良い」と回答。その理由としては、「すぐに情報を知ることができるから」(74.7%)、「保管場所を取らないから」(34.2%)、「他の人と情報を共有しやすいから」(32.9%)などが挙げられています。
さらに、マンション選びに関して、「『資産性』と『居住性』のどちらを重視しますか」と聞いたところ、72.5%の人が「資産性」(資産性21.1%・どちらかというと資産性51.4%)と回答しています。
なお、「資産性を重視」する理由としては、「居住空間にはあまりこだわりがないから」(58.2%)、「社会的に貯蓄より投資を推奨する流れがあると思うから」(36.7%)、「ニーズが高まっており投資のチャンスだと思うから」(30.4%)といった回答が挙げられました。
最後に、マンション選びに関して、「インターネット上でいつでも好きな時に、全ての部屋タイプの室内をどこでも自由に歩くように確認して内覧できる『VR内覧サービス』があったら使ってみたかったと思いますか」と聞いたところ、87.2%の人が「そう思う」(非常にそう思う31.2%・ややそう思う56.0%)と回答し、「VR内覧サービス」を使ってみたいと思う理由は、「限定的な箇所しか確認できない画像やギャラリービューに比べ、より詳細に確認できると思うから」が61.1%で最多となっていたそうです。
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【出典】
▽ROOV
https://roov.jp/