”理論物件価格”の半額で中古マンションが買える街も!? 首都圏「借りるより、買った方が安い」駅ランキング…2位「新江古田駅」

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株式会社LIFULL(ライフル)が運営する情報サイト「LIFULL HOME'S PRESS(ライフルホームズプレス)」が、このほど発表した「賃貸vs中古マンション 借りるより買った方が安い駅ランキング2022 ~1都3県ファミリー編~」によると、借りるより中古マンションを買った方がお得な駅1位には「千葉みなと駅(JR京葉線・千葉都市モノレール)」が選ばれたそうです。

同ランキングは、2021年4月~2022年3月の期間に、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」に掲載されている築40年以内、駅徒歩15分以内、2DK以上の間取りの賃貸マンション・アパートならびに中古マンションのデータを集計したもので、首都圏の1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)にある581駅を対象としているといいます。なお、家賃中央値20万円・中古マンション価格中央値6000万円を超えた駅は除外されているそうです。

1都3県の「借りるより買った方がお得な駅ランキング2022」の1位は「千葉みなと駅(JR京葉線・千葉都市モノレール)」でした。家賃中央値12万8000円から算出した中古マンションの理論物件価格(「これくらいの家賃であれば、これくらいの中古マンション価格が妥当である」という推計値)は4132万円。これに対し、実際の中古マンション価格中央値は1999万円で、その差は2133万円となり、同ランキングの対象駅の中で、実際の家賃中央値から算出した理論物件価格と、実際の中古マンション価格中央値との差額が最も大きかったといいます。

次いで、2位「新江古田駅(都営地下鉄大江戸線)」(家賃:12.5万円・物件価格:2390万円・理論物件価格:4058万円・理論物件価格との差額:-1668万円)、3位「東伏見駅(西武鉄道新宿線)」(家賃:9.2万円・物件価格:1480万円・理論物件価格:3098万円・理論物件価格との差額:-1618万円)がランクインし、東京駅や新宿駅など主要なターミナル駅から乗り換えなし、かつ1時間以内でアクセスできる駅が上位を占める結果となりました。

以下、4位「千駄木駅」(家賃:16.9万円・物件価格:3485万円・理論物件価格:5001万円・理論物件価格との差額:-1516万円)、5位「北千束駅」(家賃:18.3万円・物件価格:3790万円・理論物件価格:5242万円・理論物件価格との差額:-1452万円)と続き、トップ30のうち16駅を東京都の駅が占める結果に。また、10駅を千葉県の駅が占めた一方で、神奈川県は3駅、埼玉県は1駅に留まったそうです。

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調査を行なった同社は「1位の『千葉みなと駅』の開業は1987年であるものの、千葉都市モノレールの開業は1995年、2位の『新江古田駅』は1997年に都営12号線(現在の都営大江戸線)の延伸で開業し、いずれの駅も需要の高まりに合わせ賃貸物件が増えました。このような経緯から築浅の賃貸物件数と比べ築年数の経っている中古マンションが多く、割安感が表れた結果であると考えられます」と説明。

さらに、「上位にランクインした駅で中古マンションを購入する際は、『リノベーション』がキーワードになりそうです。フルリノベーション済み物件の購入や築古物件を自分たち好みにリノベーションを施すなど、駅の利便性は享受しながら住居費を抑えて暮らすことができる選択肢を選びやすい駅といえるでしょう」と述べています。

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