「生まれて初めてのハーネス練習 もなちゃん(1歳)」とつぶやき、アメチカンのもな@福岡の猫(@Mh0MLiErcV8E97C)さんがTwitterに投稿した動画が話題になりました。そこに映っていたのは、生まれて初めて「ハーネス」をつけたカメラ目線の猫ちゃん(当時1歳)。しかし次の瞬間、猫ちゃんはまるで「コント」のように横向きに倒れ、そのままベッドの下へ……。
ベッド下に敷かれていたマットのおかげで無事だった猫ちゃんの「コント」にしか見えないオチについて、飼い主さんにお話を聞きました。
猫の「命」と「安全」を守るためのハーネス練習
「予想外です」
「コケ方超プロ級」
「あ、合気道っ……!?」
「猫ちゃんがこんなにコミカルチックな転げ落ち方を自分でするなんて」
こんな驚きのリプライが殺到したのは、3歳になったばかりのアメチカン(アメリカンショートヘア×マンチカンのミックス猫)の女の子、もなちゃん。食事前と後の表情がアニメ級に違う様子でも話題になった、表情豊かな猫ちゃんです。
実はこの日、生まれて初めてもなちゃんが「ハーネス」を装着したのは、災害避難時や通院の際に備え、猫の「命」と「安全」を守るための練習だったそうです。4万以上のいいねがついたコント芸人級のオチを披露してくれたもなちゃんについて、飼い主さんに詳しくお話を伺いました。
まさかの横転にびっくり!
ーー1歳当時のもなちゃん、なぜカメラ目線で倒れたのでしょうか?
「この時、私自身も初めてハーネスを付けたため、上手く付けられてなかったようです…。このまま可愛く歩いてくれるかな?とカメラを構えたところ、まさかの横転を披露してくれました。ハーネスに違和感を持ったようです。飼い主もびっくりしました。下にマットを敷いていたおかげで怪我もなく、駆け寄ると『何?』という顔をして寝転んでいたので、すぐにハーネスを外してあげました。ホッとすると同時に、なんだか笑えてきたのを覚えています」
ーーなぜハーネスの練習を…?
「災害避難時に必要かなと思い、もともとハーネスは買っていたのですが、YouTube友だちの『あめろんハルと猫旅ちゃんねる』さんから、コラボしませんか?とお誘い頂き、ハーネスの選び方や使い方を学ぶために、もなちゃんと宿泊施設に出向き、避難時の訓練を兼ねたお泊り合宿もしました」
ーーもなちゃんの「命」と「安全」を守るためのハーネスだったのですね。3歳になったもなちゃんは、「今ではバリバリのハーネス使い」だそうですね。練習の際はどんな工夫を…?
「ハーネスを使う際はおやつをあげ、ハーネスにいい印象を持ってもらう、という練習を1~2週間続けました。あと、ベスト型のハーネスに買い替えたので、私も装着しやすくなり、もなちゃんも動きやすくなったようです」
◇ ◇
寄せられた多くのリプライの中には、「初めてのハーネス、動けなくなっちゃう猫さん多いですね」「最初は横歩きとかしますよね」といった、猫飼いさんからの体験談も寄せられました。
飼い主さんによると、もなちゃんは、「夜中に猫じゃらしで遊んでいたら急に立ち上がってこちらに走って来たり、あくびをしながら『おかぁーん』と鳴いたり、笑いが絶えません」と、いつもご家族を笑顔にしているそうです。昨年末に飼い主さんが保護した子猫、小雪ちゃんという妹分が出来たもなちゃん。これからは、姉妹で愉快な姿をたくさん披露してくれそうです。