風呂敷を使う機会はめっきり少なくなりましたが、タンスの奥に眠っていないでしょうか。ひとり展hiraさん(@hirayukihiro)は、そんな風呂敷を使って、あるものを作りました。それは…?
「全然使っていなかった風呂敷に永谷園のお吸い物を刺繍したら良い感じになりました」
ひとり展hiraさんがTwitterに投稿した画像。そこに写っていた風呂敷には、デザインはもちろん文字のフォントまで本物そっくりに永谷園のお吸い物の刺繍が施されていました。
画像を見た人からは、
「このお吸い物めちゃめちゃ好きなのでこの風呂敷欲しいー」
「これを刺繍するという発想も、刺繍そのものの完成度の高さも最高です」
「馴染み感がすごいですww公式さんが出していそうなクオリティです」
といった反響があり、「いいね」は7.5万件にもなりました。
どうやったらこんなことができるのでしょう。ひとり展hiraさんにお話を聞きました。
ーー商品のパッケージの刺繍をされているのですか。
「はい。趣味で商品のパッケージや日常で気になるデザインの物を刺繍しています」
ーーなぜ永谷園のお吸い物を?
「永谷園のお吸い物は常備していて、パッケージデザインも個性的で可愛かったので、趣味である刺繍に活かしてみようと思いました。たまたま掃除していたら、ずっと使用していなかった風呂敷を見つけ、色がピッタリだったので刺繍してみました。1週間くらいかかりました」
ーーフォントが難しくなかったですか。
「刺繍の中でも『文字』を刺すのが苦手で、とにかく色んな『文字』の刺繍を練習しています。一番難しいのは小さい文字です。特に漢字。刺繍で表現すると文字が潰れてしまったり文字が大きくなりすぎたりと、きれいに刺繍することがとても難しいです。現在ももっと綺麗に刺せないかと悩んでいます」
ーー布地に下書きせずに、いきなり刺繍されるのでしょうか。
「基本的には、大きい文字や絵柄などはトレーシングペーパーを用いて下書きします。小さい文字や絵柄などの場合は細かすぎて写すことができないので、パッケージを見ながら直接布に書き、刺繍しています。」
ーー永谷園の公式アカウントが引用リツイートしていますね。
「とにかく嬉しかったです。まさか公式さんに見てもらえると思っていなかったので、ビックリしました。頑張って刺繍して良かったなと思います」