イトメンの「チャンポンめん」、ブルボンの「ルマンド」、亀田製菓の「ハッピーターン」、明治の「チェルシー」、井村屋の「あずきバー」、永谷園の「すし太郎」などのパッケージが描かれたスニーカーが話題です。普段買う好きな食べ物をスニーカーに落とし込んだのは、北陸に住む「美味しそうなスニーカーの人」(@hOpQTKSkHnbQILM)さん。
リプ欄には、「ウワァ ブルボンシリーズ欲しい」「心震えました(((^-^)))素敵です!イトメンと日本海みそ欲しい〜!雪ちゃん可愛い〜(*´□`*)スキ♡」「チェルシーとあずきバーめちゃめちゃ可愛いです」「これ学校に履いていったら人気者だわー!」と左右異なるデザインで、ひとつのパッケージになるようにセンスよく描かれたスニーカーに「欲しいです。買いたいです。」という人が続出。
なかには「ギンビスの、アスパラガスお願いいたします❗」「エースコックのワンタン麺も見たいわー笑笑」「ホワイトロリータがない」「萩の月もお願いしたいです」と描いて欲しい商品をリクエストする人も。ちなみに、4日にアップされた新作スニーカーは、亀谷万年堂の「ナボナ」でした。すぐに公式(@kameyamannendo)が「ナボナロングライフのパッケージがこんな可愛いスニーカーになるなんて 素敵な作品ありがとうございます」と反応しています。
ツイ主さんがスニーカーに絵を描きだしたのは10年ほど前。「好みのスニーカーがなかったので思い立ち、描いてみたのが始まりです」と振り返ります。服屋さんで働いたり、飲食業を営んだりしながら時間のある時にオーダーを受けて描いてきました。コロナ禍で仕事を失いましたが、最近も5月にスニーカーを納品したそう。特に絵の勉強をしたことはなく、書道をしていたので筆で描くのが楽なのかもと感じていたのと、今はない資格「2級POP広告クリエイター」を取得したときに「筆で明朝体やPOP字の練習した事が役に立っています」と話します。
おいしいパッケージシリーズを最初にツイートしたのは2020年7月15日。黒字のスニーカーにピンクの文字だけのシンプルな「イトメンチャンポンめんスニーカー」でした。
「身近にある好きな物を描こうと思い、大好きなチャンポンめんがすぐに浮かびました。イトメンさんのツイッターで個人的に楽しむので描いていいですかと伺ったら、了承して頂けたので描きました」
そのあと19日にはパケ完コピの「チャンポンめん」のスニーカーをツイートし、イトメン【公式】(@itomen_official)からも「素敵です」というリプライが。いいねの数も増えて反応が良かったことから「嬉しくなって好きな物を次々描いていったら22足になりました」。そして8月31日に完成したスニーカーをずらりとならべた写真をツイートしたところ、3万リツイートと10.4万いいねがついて話題に。反響について「恐れ多いです!私は元々あるパッケージを描いただけで、そもそものパッケージデザインが素晴らしいのです」とし、こだわりとして「パッケージデザインをリスペクトし、イメージを崩さないように描いています」と話します。
パッケージシリーズのスニーカーは残念ながら著作権の関係で購入できませんが、「美味しそうなスニーカーの人」さんのオリジナルイラストのスニーカーは注文が可能です(詳細はツイッターをご確認ください)。
「イトメン大好きです!」と公言するツイ主さんなので、パッケージスニーカーもイトメン商品の割合が高くなっています。イトメンは、1945(昭和20)年創業の兵庫県たつの市の麺メーカーで、日清食品に次いで「日本で2番目」に即席袋麺を発売した会社です(詳しく知りたい方は「まいどなニュース」で以前紹介したこちらの記事をご覧ください)。
イトメン広報担当の伊藤さんは「こういうイラストを靴に描かれている方がいらっしゃると社員全員に共有していまして、みんなですごいなぁと話しています。私個人的には、ひとつ玄関に飾りたいくらいやなと思いました(笑)。チャンポンめんを食べていただいているという愛情が伝わりました。ありがとうございます」と話されていました。