白熱するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本対アメリカ決勝戦。野球でのトランペットを使った応援は日本発祥のスタイルだが、アメリカの攻撃時にもトランペットの音色が響いていることがツイッターで話題になっている。
アメリカ野球では試合の流れに合わせて自然発生的に拍手や歓声で応援するのが通例。準決勝での日本応援団の「鳴り物応援」にネット上では賛否の声も上がっていた。
だが、21日の決勝の試合中には、侍ジャパン応援団の統率されたトランペット隊とは異なるタイミングで、トランペットやトロンボーンの音色が中継を通しても聞こえてくる。日本の高校野球でもおなじみのラテンの名曲「エルクンバンチェロ」などのほか、短い音階を繰り返し演奏するなど楽しんでいる様子だ。コロラド・ロッキーズ所属のフリーランド投手が登板した時には「ロッキー」を演奏するなど洒落もきいていた。
一部日本の攻撃中にも曲が流れ続けていたため「日本への妨害では」などの見方もあったものの、おおむね好評の模様。ツイッターユーザーからは「アメリカの攻撃中に流れてるトランペットがずっと上手い」「最高の和音」「あれ職業音楽家ですよね」「ムーディーなんよw」「パーカッション、良い味だしてて非常に良い」といった声があがっていた。
やり方は違えど、試合も気持ちも盛り上がると鳴り物応援をしたくなるのは、万国共通かも?