月経の前後や最中のように、女性には身体の調子を崩しやすい時期があるものです。女性のみなさんは、そんな女性特有の身体の不調とどのように向き合っているのでしょうか。全国の20〜40代女性1013人に調査をしたところ、1カ月の中でほとんどの日を健康に過ごしている女性がいる一方で、半月ほどは不調だという人も少なくないことが分かりました。また、8割近くの人が、身体の不調を自覚していても我慢していることも分かったそうです。
ANCHORパートナー株式会社(東京都港区)のSainnatul(サインナチュル)事業部が、「女性特有の身体の悩みに関する調査」と題して2023年2月にインターネットで実施した調査です。
はじめに、「日常で気になる身体の不調」を聞いたところ、「肩こり・肩痛」(45.8%)、「冷え症」(43.0%)、「疲れ・だるさ」(41.2%)といった回答が上位に挙げられました。
また、「身体の不調が生活に支障をきたすなど、困った経験がある」(かなりあ14.3%・少しある43.8%)と回答した人は58.1%に上っています。
なお、身体の不調で困ったエピソードについては、「月経前の便秘、むくみが辛く、仕事中に横になって休むこともあった」(20代)、「月経前と低気圧が重なった場合、ベッドから起き上がれないくらいの頭痛とめまいがある」(20代)、「デスクワークに集中できないくらい、目のかすみや肩こりがひどい時がある(30代)などの声が寄せられ、さまざまな身体の不調によって、仕事や家事ができなかった経験を持つ女性が多いようです。
日頃から身体の不調に悩まされる女性が多いことが分かりましたが、実際に1カ月の中でどのくらい調子の良さを感じているのでしょうか。そこで、「1カ月の中で不調がなく健康な日」の割合を教えてもらったところ、「9割」(14.3%)、「8割」(13.9%)が多かった一方で、「5割」(11.9%)、「1割以下(ほとんど不調)」(7.5%)など、半月ほどは不調と答えた人も少なくない結果となりました。
さらに「身体の不調を自覚していても、それを我慢することがある」(たまにある44.5%・かなりある34.1%)と答えた人は8割近い79.6%に達しています。
回答者からは、「仕方のないものだと諦めている」(20代)、「仕事や家事、育児を優先して自分のことは後回しにしてしまう」(30代)、「病院にいったり、ゆっくり休養をとったりする時間がない」(40代)、「仕事の人手が足りず、休むと皆に迷惑がかかる」(40代)といった意見が多く集まりました。
「身体の不調への対策」については、43.2%の人が「行っている」と回答。具体的には、「薬を服用する」(45.4%)、「適度な運動」(34.3%)、「健康を意識した食事を摂る」(32.7%)、「ストレス発散」(30.1%)、「温活」(29.2%)、「サプリメントで不足しがちな成分を取り入れる」(27.4%)、「腸活」(26.0%)などが挙げられました。
また、「腸活を行っている」と答えた人に、その内容を教えてもらったところ、「腸内環境に良い食品を積極的にとる(食物繊維多め)」(60.5%)、「水分の摂取」(59.7%)、「睡眠時間の確保」(43.0%)、「身体の保温」(38.6%)、「サプリメントの活用」(35.1%)などが挙げられ、腸内環境に良い食品を積極的にとっている女性が多い様子が見て取れました。