鹿児島で保護されはるばる東京へ 知らない人を見つけると吠える保護犬、でもお菓子を与えると…

松田 義人 松田 義人

東京・足立にある保護犬カフェPETS。天気の良い日には、施設の窓を開け、緑道に面した広い野外スペースにお世話しているワンコたちを開放することもあります。緑道沿いということもあり、散歩途中の人がその様子を見て、ワンコたちに声をかけることもあります。

そういうとき、声をかけてくれた人にうれしそうに反応するワンコもいれば、警戒心から吠えてしまうワンコもいます。秋田犬ミックスの保護犬・ラルールも警戒心が極めて強めで、ついつい吠えてしまいがちなワンコです。

「自分、不器用ですから」的な性格が見え隠れ

ラルールが保護されたのは2022年11月のこと。鹿児島県の牧之原管理所にいたところを、現地の保護活動者の尽力などを経て、東京の同団体に引き取られました。どんな経緯で収容されたのかは不明ですが、「当初はかなりおとなしいワンコだった」とスタッフは振り返ります。

しかし、一緒に過ごす時間が増えるにつれ、次第に本性が…。

ビビリな性格には変わりありませんが、初めて見る人間を前にすると、吠えて牽制してしまうところがあるのです。また、他のワンコとも相性があり、どんなワンコとも仲良く過ごせるというわけではありませんでした。この辺は秋田犬特有のテリトリー意識が関係しているのかもしれませんが、なんとも「自分、不器用ですから」的な性格のようです。

ラルールの極端な動作にギャップ萌え!

ただし、ラルールが人間が嫌いなのかというと、そういうわけではありません。むしろ興味津々の様子で、知らない人が近くに来ると、吠えて距離を保とうとする一方で、遠巻きに、その人の動きを目で追い続けてしまうほどの人間好きです。

スタッフによれば、ラルールの心を開かせる方法はおやつをあげること。知らない人に吠えまくるラルールですが、その人からおやつをもらった途端「この人、いい人!」と急に吠えるのをやめるそうです。このギャップもラルールの魅力のひとつで、萌える人続出なのだそうです。

ラルールの性格や特性に合った里親さん募集中!

こんなラルールですが、PETSでは新しい里親さんを募集しています。

「白黒の毛がかわいいラルールは、まだ推定1〜2歳にして体重18kgの大型犬です。秋田犬の血を引いていることから、縄張り意識や警戒心が強く、初めての人に吠えちゃったり、他のワンコとの関係に少々難しい面もありますが、それでも元気いっぱいのワンコです。

散歩も上手にこなしますし、遊ぶことも大好きです。それと、おやつも大好きです(笑)。完全室内飼いをさせてくれ、十分に運動をさせられるという環境があり、ラルールのために、経済的・時間的にも尽くしていただける方が条件です。

また、元気いっぱいである一方、警戒心が強いラルールなので、脱走の危険性もあります。このあたりの防止対策にも意識が高い方に譲渡させていただきたいです。

PETSでは今回ご紹介のラルールの他にも、個性的なワンコたちがいっぱいいます。ぜひ一度ブログなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。スタッフの明るい筆致と合わせて癒されること間違いなしです。

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▽PETS
https://ameblo.jp/pets-adachi203/

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