パートナーとお金で大揉め 既婚男女500人、6割が経験あり「家計の考え方が配偶者と合わない」「夫婦のいずれかに家計管理の負担が偏っている」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

みなさんは家計に関して夫婦間で揉めた経験はありますか。ソニー銀行株式会社(東京都千代田区)が2023年2月に、結婚から3年以上経過している全国の30~40 代の既婚者の男女500人を対象として「パートナーとのお金事情」に関する調査をインターネットで実施したところ、6割近くの人が「家計に関して、夫婦で揉めたことがある」ことが分かりました。また、揉め事の原因は、「必要な貯蓄ができていない」「収入に対して支出が多すぎる」などに回答が集まったそうです。

まず、「家族生活においてストレスを感じること」を教えてもらったところ、最も多い回答は「お金・家計」(57.2%)で、次いで「家事」(47.8%)、「育児」(40.7%)、「夫婦仲(家族仲)」(35.2%)が続きました。

続いて、「夫婦仲」について聞いたところ、「夫婦仲が良好だと思う」と回答した割合は、お金・家計にストレスを感じていない人は88.8%。一方、お金・家計にストレスを感じている人では59.1%となり、30%ほどの差がみられます。

次に、「夫婦間において、家計に関して揉めたことがありますか」と聞いたところ、56.8%の人が「揉めたことがある」と回答。

なお、「揉め事の原因」としては、「必要な貯蓄ができていない」(20.2%)、「収入に対して支出が多すぎる」(19.6%)、「家計について考え方が配偶者と合わない」「夫婦のいずれかに家計管理の負担が偏っている」(いずれも11.8%)といった回答が上位に並びました。

揉めたエピソードを具体的に教えてもらったところ、「細かい話し合いを配偶者が嫌がる」「仕事が忙しく、家計管理について話し合えない」など、話し合いができていないことや、「家計を妻に任せっきりで、状況の把握ができていない」「子供の将来における貯蓄が十分にできていない」「特にお金のことに関してのルールを決めずなんとなく過ごしているため、将来への不安がストレス」などの声が寄せられています。

また、「家計管理に関して結婚前にやっておいて良かったこと」については、「夫婦で家計を管理するための口座の開設」(12.8%)、「家計に関する夫婦間のルール作り」(12.6%)などが挙げられたほか、「お互いによく話し合って、1カ月の生活費の中からどれくらい使うかを決めておく」(30代男性)、「出費が多い月は子どもも含めてどんな節約ができるかなどの会話をする。家族みんなで現状を共有するのが良いと思う」(30代女性)といった意見が寄せられました。

最後に、「夫婦で使用している家計用の口座はいくつありますか」と聞いたところ、「2つ以上」(47.0%)と「1つ」(30.2%)を合わせると、夫婦で使用している家計用の口座がある人は77.2%という結果になりました。

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調査を実施した同社は「家計管理の成功と夫婦円満のためには、家計用管理口座を開設し、夫婦間の家計ルールをつくることが重要であると言えます。さらに、口座の使い方としてはその口座にお金を夫婦それぞれ入れていくだけでなく、生活費や食費など項目ごとに負担を分けるのがおすすめです」と述べています。

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