Z世代が「古いと思う仕事の価値観」 3位「飲みにケーション」、2位「プライベートより仕事優先」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

バイドゥ株式会社(東京都港区)が提供する日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ『Simeji』は、全国の10~24歳の男女391人を対象に「古いと思う仕事の価値観」に関するアンケート調査を実施しました。その結果、1位は「上司が言うことは絶対」でした。

調査は2023年2月~3月の期間に同アプリユーザーを対象としてインターネットで実施されました。上位の結果と回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:上司が言うことは絶対】
個性や多様性を大切にするZ世代にとって、「自分より年齢が上だから」「自分より社歴が長いから」上司の言うことが絶対に正しいという価値観に違和感を感じるようです。また、Z世代は人種、ジェンダーなど全て平等に受け入れられるべきという考えも強いため、差別や不平等に対して敏感なのも特徴的です。年齢や役職で相手を見るということも無いようです。

「上司の言うこと、やることが全て正しいとは限らない」「上司や会社、先輩などに配慮しすぎると仕事がやりにくいと思うし、メンタル崩壊しそう」「上司だけが会社の全てでは無い」「人は平等なのに敬うのが嫌」「自分の意思を持つことは大切」

【2位:プライベートより仕事優先】
プライベート重視派のZ世代ですが、プライベートが充実していることで仕事も頑張ることができるのかもしれません。また、親の働く姿をみてもう少し家族との時間を大切にして欲しいと感じるZ世代もいるようです。

「自分の自由の時間もあった方がいい」「パートナーとの時間のほうが大切と感じる」「今はプライベートも重視するべき」「推し活>>>>>>>仕事」「仕事優先だと楽しいことなんて出来ない」

【3位:飲みにケーション】
お酒を飲めない方もいるので、勤務時間内で一緒にランチをしながら楽しく時間を過ごすなど、別の方法で世代を超えたコミュニケーションがとることができると良いですね。

「飲む以外にも仲良くなる方法なんてたくさんあるのにと思った」「飲まなくても気が合いそうな人とは、コミュニケーションするし、仕事以外のプライベートな時間まで仕事に入って欲しくない」「アルハラしんどい」「お酒苦手なひとが可哀想」「昭和だよ…!」

【4位:定時で帰る人より残業時間が長い人の方が頑張っている】
Z世代の間では「残業をしている=効率的に仕事ができていない、仕事が遅い」という考え方が浸透しているようです。仕事をした時間の長さではなく、労働時間に対してどのくらい成果を出せたのか、生産性が大事なのかもしれません。

「ちゃんと決められた時間にキッチリやることも大切」「早い人はそれだけ効率よく仕事できてるってこと」「普通に残業してるのは仕事ができてないことなのに、定時上がりはおかしいなんて、嫉妬としか思えない」「残業をしてなくても、頑張っている。残業をしている方が、昼間など頑張っていない」

【5位:上司より先に帰ってはいけない暗黙のルール】
「何かお手伝いできることはありますか」「お先に失礼します」など一言挨拶を添えて、先に帰るような環境が望ましいですが、気兼ねなく会話を交わすような関係性をつくるためには普段からのコミュニケーションも大事なのかもしれません。

「各家庭、個人に事情があると言うのに上司よりも先に帰っては行けないのは古い」「そんなのどうでもいいのにと思う!」「面倒くさい上下関係が嫌」「自分の仕事が終わってるのに帰れないのは嫌」「別に上司より早く帰ってもいいと思う」「昭和の考えに感じてしまう」

【6位:学歴重視】
学歴や出身大学名で全てを判断するのではなく、どのような経験や努力をしてきたか、ポテンシャルや人柄など中身を重視してもらえると嬉しいですよね。「多様性が当たり前」とされるZ世代は、どのようなバックグラウンド、価値観があっても受け入れるという柔軟性があるようです。

「学歴よりも大切なものがあることに気づかないのが信じられない」「学歴だけ見てその人の本質が分かるはずない!」「学歴なくても仕事できる人、学歴あっても仕事できない人なんていくらでもいる」「学歴が高い人ほど出世するのが古い」

【7位:紙にメモをとる】
わざわざ紙と鉛筆を持ち歩かなくてもスマホ1台でメモをとることができる時代です。上司世代の皆さんは「私が喋っているのになぜスマホを触っているんだ」と思う時があるかもしれませんが、Z世代にとっては「スマホでメモをとる」ことが当たり前の感覚のようです。

「スマホでできるから」「今はスマホの時代」「メモをとるのは当たり前だけど、やり方がそぐわない」

【8位:仕事は気合いと根性】
精神論ではなく、具体的な仕事の進め方や問題の解決方法がわかると仕事がしやすいですね!

「気合と根性って仕事とかに限らず古い」「今の時代に合っていない」「昭和の人がよく言ってる」「そんなところで絶対働きたくない」

【9位:資料は紙で準備】
資料は事前にデータで送り共有する、プレゼンはPCでスライドを投影しながらなど、パソコンやタブレットなどデジタル端末をフル活用する方が効率よく仕事もスムーズですよね。紙の無駄遣いをすることもなく環境にも優しいかもしれません。

「今はデジタルだ!!」「今はパソコンでしょ!」「パソコンがあるのにわざわざ印刷する理由がよくわからない」「ペーパーレスの時代だろ」「荷物も増えるので古い」

【10位:会社のために働く】
「自分の生活を豊かにしたい」「キャリア形成のためのステップアップ」など、働く理由は人それぞれ。終身雇用性を廃止する企業も増え、転職・副業・起業・フリーランスなどキャリア設計の選択肢が多い令和時代、自分のライフプランを考慮しながら働くZ世代が多いようです。

「会社のためではなく自分のために働いているのでは?」「生きていくために働くのだと思うのになんで会社のため?」「自分のためにやればいいと思う」

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