【恥ずかしい】女子小中高校生の9割、マスク外すのに「抵抗がある」 「顔に自信がない」「友達にどう思われるか」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

3月13日からマスク着用は原則「個人判断」になりますが、現役の小中高校生は「脱マスク」に対しどのように感じているのでしょうか。全国の8~18歳の女子300人(小学生30人・中学生135人・高校生135人)に調査したところ、約9割の人が「人前でマスクを外すことに抵抗がある」と回答しました。また、抵抗がある理由としては、「恥ずかしい」「自分の顔に自信がない」などに回答が集まったそうです。

東京イセアクリニック(医療法人社団心紲会)が、「小中高校生のマスク需要に関する意識調査」と題して2023年2月にインターネットで実施した調査です。

調査の結果、89.3%の人が「人前でマスクを外すことに抵抗を感じる」と回答。年代別にみると、「小学生」が80.0%、「中学生」は88.1%であったのに比べて、「高校生」では92.6%と、年代が上がるほど「脱マスク」に抵抗を感じる傾向がみられました。

また、「人前でマスクを外すことに抵抗を感じる理由」としては、「恥ずかしい」(56.7%)、「自分の顔に自信がない」(56.0%)、「友達にどう思われるか不安」(44.0%)などが上位に挙げられた一方で、「感染症対策」として脱マスクに抵抗がある人は26.9%にとどまり、顔全体を出すことに対する抵抗感が多くを占める結果となりました。

これを年代別にみると、「自分の顔に自信がないから」は小学生(58.3%)と中学生(64.7%)で最多となっており、高校生では「恥ずかしい」(52.8%)がトップとなっています。

続いて、長期間のマスク着用による影響を調査したところ、86.0%の人が「目元しか見たことがない友達がいる」と回答。年代別にみると、小学生が70.0%だったのに対して、中学生は88.9%、高校生では86.7%と高い割合を示していたといいます。

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調査を実施した同クリニックの鈴木知佳医師は、「『顔パンツ』や『マスク美人』などの新語が多く生まれるほどマスクの着用が定着した今、思春期の子どもたちにとってマスクは他人の視線や評価から自分(容姿)を守る効果もあり、心の安全を確保することもできるため、『手放せない』と感じる人が多いことは容易に想像できることから、今回のマスク着用緩和において、『着脱が強要されない』環境づくりはとても大切だと思います」と述べています。

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【出典】
▽東京イセアクリニック調べ

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